2012年11月17日

ドラゴンのなみだ

11月23日に学研教育出版から発売される
拙作『ドラゴンのなみだ』の見本が届きました!
ずっと「画像がありません」のままだった
ホームページにも、
ようやく書影がアップされました!
アマゾンセブンネットなどでも、
表紙が見られるようになりました(*^。^*)
『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)でデビューさせていただいてから三年。
この三年間は、「第20回椋鳩十児童文学賞」受賞といううれしい出来事もありましたが、
東日本大震災や母の病など、厳しいことも少なくありませんでした。
そんな私の心を支えてくれたのが、この作品です。
震災後の日々の不安も、大切な人を失うかもしれないという不安も、
原稿に集中している間だけは忘れることができました。
それは私にとって、掛け値なしに「楽しい!」と思える時間でございました。
本作品のモチーフは、私の故郷に伝わる「鳥追い」という祭りです。
土地に伝わる祭りには、人の心をつなぎ、
土地への愛着と希望をはぐくむ力があると私は思っています。
実際、被災された方が地域に伝わる祭りを行うことで、
ひととき笑顔を取り戻したというニュースを拝見したことがあります。
この作品がきっかけとなり、子どもたちが地域の祭りを見直し、
積極的に参加するようになってくれることを願ってやみません。
これからも、身近な人や自分が暮らしている場所が愛しく思えてくるような、
土地に根差した物語を書き続けたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
posted by roku at 11:57| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月07日

児童文学談義

ごぶさたしております。
同人誌の年に一度の合評会を休み、
児童文学者協会の行事からも
しばらく遠ざかっている今日この頃。
気持がだら〜んとしかかっておりましたが、
今日、思いがけず喝!が入り、
ふたたびシャキーン!といたしました。
同人のおおぎやなぎちかさんと角田にお住いの堀米薫さんにお目にかかったのです。
ほんの2時間あまりのことでしたが、しゃべりっぱなし。
児童文学談義に花が咲きっぱなし。お茶を飲みきり、水をお変わりした後は、
ひとつのケーキを三人で分けて食べたりして……。
季節風大会(同人誌の合評会)に行かなかったにもかかわらず、
いつもの熱風をおすそわけしていただいたような気持ちになりました。
お二方と別れてからの帰り道、妙に楽しい気分になって、
通りかかった仙台朝市で、みかん1袋、りんご2袋も買ってしまいました。
お仕事以外のこういう時間も必要なのだと、つくづく感じた次第です。
気が利かない私は、お二人に何の手土産も用意しておりませんでしたので、
せめてきれいなお花の写真を(*^。^*)
posted by roku at 17:00| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月29日

11月23日です♪

新作『ドラゴンのなみだ』(学研教育出版)の発売日が、
11月23日に確定いたしました。
……ということを、学研出版サイトを拝見して、
たった今知りました(^^ゞ
児童書の単独著書としては、
『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)以来です。
どうぞよろしくお願いいたします。
まだ表紙の画像が手元にございませんので、
今朝撮ったばかりの杜の都上空の写真をアップさせていただきます。
今朝の空は、灰色の雲と透き通る青空に二分された「空、まっぷたつ!」状態でした。
現在は、雲は東の空へと追いやられ、うす水色の空が広がっております。
あらゆる心配事が消え去って、心が晴れ渡りますようにとの願いを込めて(*^。^*)
posted by roku at 11:44| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

大切な絵本

尊敬する児童文学作家・
高橋秀雄さんの絵本が出版されました。
高橋さんは季節風の大・大・大先輩。
毎年海の日に開いている「東北オフ会」にも
気さくに参加してくださるなど、
後進に惜しみなく愛情を注いでくださる
作家さんです。
今年は『地をはう風のように』(福音館)が全国課題図書に選ばれました。
そのほか『やぶ坂に吹く風』『やぶ坂からの出発』
『父ちゃん』(いずれも小峰書店)、『朝霧の立つ川』(岩崎書店)など、
たくさんの名作を書いていらっしゃいます。
私は高橋さんが書かれる、リアリズム作品が大好き!
私が生まれる少し前、日本が家族単位で
必死に生きていた時代の作品が特に好きです。
……で、今回の絵本ですが。
タイトルは、『わたしたち うんこ友だち?』!
さすが高橋さん!と拍手したくなるような、インパクトのあるタイトルです。
主人公は、学校でトイレにいきたくなったヒナちゃん。
マキちゃんの誘いも断って、お家に急ぐヒナちゃんの心の声がリアルです。
ヒナちゃんはトイレに間に合うのか。マキちゃんとの仲はどうなるのか。
子どもにとって、『学校でうんこ』は大問題です。
高橋さんは、子どもなら、きっと誰もが「こうなったらいいな」と
思うであろう素敵な結末を用意してくださいました。
実はこの作品は、昨年の大震災の被災地支援のために出版された
『希望がわく童話集 白いガーベラ』(今人舎)に収録されていたもの。
絵本ならではの楽しさが加わって、素敵な、
そして大切なことがギュッと詰まった一冊になりました。
機会がありましたら、ぜひ、両方読んでみてださいませ(*^。^*)
posted by roku at 13:58| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月17日

新しい本が出ます。

来月のお話で恐縮ですが、11月20日に新刊が発売される予定です。
タイトルは『ドラゴンのなみだ』、出版社は学研教育出版様です。
昨日、アマゾンその他のサイトで予約受付が始まっていたのを偶然見つけて、
あわててお知らせをさせていただきました。

思い返せば、『ぼくとあいつのラストラン』のもととなる
『ラストラン』という作品が「新・童話の海」に入賞したのが、2008年5月。
そのあとじっくり見直して、『ぼくとあいつのラストラン』として
ポプラ社様から出版されたのが2009年12月。
この作品が、第20回椋鳩十児童文学賞をいただいたのは、2010年4月。
(出版からわずか3カ月での受賞に、誰より驚いたのは私でした)
前作の出版から3年。
公私に渡っていろいろなことがあった3年の時を経た今、
新しい本を出版できることが本当にうれしいです。
いつも思いを寄せてくださっていた皆様に、心から感謝申し上げます。
取り急ぎ、ご報告まで。
posted by roku at 12:00| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

Kimiさまへ。

昨日、ブログにうれしいコメントをいただきました。
このお返事は、いったんはコメント欄に書き込んだのですが、
オノレに喝!を入れるために、ブログとしてアップすることにいたしました。
自分が10年前に紡いだ物語『英国アンティーク夢譚』が、
ちゃんと誰かの手に届いていたことを実感できたのがうれしかったです。
誰かを楽しませることができていたことを、知ることができたのがうれしかったです。
そして、今なおその方のおそばに置いていただいていることが、
わかったのがうれしかったです。
この広い日本に、一人でも応援してくださる方がいるのだと知った今、
ワタクシはここに、
『英国アンティーク夢譚U』を書き上げるぞ!宣言をさせていただきます(*^。^*)

☆Kimiさま、ブログへのご訪問、そして、
うれしいコメントをありがとうございました。
思いがけない出来事に、朝から泣かされてしまいました。
まず「英国アンティーク夢譚」を読んでくださってありがとうございました。
それから、今なおKimiさんのおそばに置いてくださって、ありがとうございます。
ほんとうに、本当にうれしいです。
Kimiさんの学生時代を少しでも楽しくすることができたのなら、何よりです。
作者冥利に尽きます。書いてよかった、と、心から思っています。

「英国アンティーク夢譚」は、今から10年前に、私が初めて書き、
KKベストセラーズより出版していただいた物語です。
(その前は、イギリスの紀行本を書いておりました)
今となって見れば、突っ込みどころはたくさんあるのですが、
あの時点での私の精一杯を込め、思いっきり楽しんで書き上げた作品でした。
今でも、最も思い入れのある作品です。
現在は児童文学を書いておりますが、本質は変わっていないと思っています。

児童文学を書きながらも、「英国アンティーク夢譚」をもう一度見直し、
さらに完結編となる続編を書きたいという思いは常にあって、
それに向けて動き出そうと考えていた矢先でしたので、
Kimiさんからのコメントは、何よりの励みになりました。
心のこもったコメント、本当にありがとうございました。
Kimiさんのコメントを支えに、今度は私ががんばる番だと思っています。
posted by roku at 10:14| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月10日

連載終了♪

椋鳩十児童文学賞の
ご縁でお声がけいただいた、
南日本新聞(鹿児島)のコラムの
連載が無事終了いたしました。
「1か月目の仙台から」に始まって、
本日ついに「12か月目の仙台から」に到達!
震災以降の仙台の様子や思うことなどを、
生活者の目線で月に1度書かせていただきました。
しんどい、けれど有意義な一年でした。
「しんどいことを見つめる」ことを、お仕事としてさせていただけたことは、
私にとって本当にありがたいことでした。
このコラムがなければ、宮城県沿岸部に足を運ぶこともなかったし、
被災した会社の方のお話をうかがうこともなかったでしょう。
何より、今自分が暮らしている町が今どうなっているのか、に、
興味を持つこともなかったと思います。
おかげで、町や県や国と、自分の暮らしのかかわりを実感することができました。
最終回は、「総括せねば」と大上段に構えた分だけ辛くなりました。
私の身の回り3mほどの範囲ですら、哀しみや切なさや怒りがいまだに渦巻いていて、
まとめることなどできません。
明日で一年とはいうけれど、 あらゆることが、まだまだ、まだまだまだ途上なのです。
どうしたものかと悩みに悩み、
私は私なりの視点で書けばいいんだと開き直ることができたのが、 締め切り前日(T_T)
お約束の時間に1時間ほど遅れてしまいましたが、 何とか納品できました。
結果的に、担当の方から「お願いしてよかったです」と
言っていただけたのが何よりうれしかったです(*^。^*)
最終回の原稿を書きながら考えたことは、
伝える術を持つ者は、伝え続けなければならない、ということ。
ささやかではありますが、それが自分の役割と考えて、続けていこうと思っています。
posted by roku at 19:28| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月29日

読書週間

この一週間ほど、
急ぐお仕事がないのをいいことに、
ゆるゆるな毎日を過ごしております。
今日のように、寒さがきびしく、
外に出る用事もとりたててない日は、
図書館を最大限に活用しての、
読書三昧をしております。
『花火とおはじき』(川島えつこ作)
『天游』(中川なをみ作)
『お父さんのバイオリン』(ほしおさなえ作)
『のんきなりゅう』(ケネス・グレアム作)
『バレエをおどりたかった馬』(H・ストルテンベルグ作)
『鷹のように帆をあげて』(まはら三桃作)
『ドラゴンキーパー 最後の宮廷龍』(キャロル・ウィルキンソン作)
かなり偏ったチョイスですが、いずれ劣らぬ面白さでした。
どうやら私は、「何かを会得するお話」や「お仕事もの」が好きみたいです。
『天游』は蘭学、『鷹のように……』は鷹匠、『お父さんの……』はバイオリン、
『ドラゴン……』『バレエ……』はそのまんまですから。
この流れでいくと、まはら三桃さんは、絶対見逃せない作家さんです。
『たまごを持つように』(弓道)も、『鉄のしぶきがはねる』(旋盤)も大好き。
知らない世界(職業)って、わくわくします(*^。^*)
写真は、先週おやつにいただいた『さいちのおはぎ』。あんこたっぷりです!
posted by roku at 20:55| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

仕事場泊

お仕事がたてこんでいる上に、週末、家人の出張が重なったため、
ひさびさに仕事場に泊まることにいたしました。
もともと住居用の1Kだし、ソファベッドもあるので、問題はありません。
問題があるとすれば、布団がないことぐらいでしょうか。
寝袋の上からソファーカバーとダウンコートをかけて寝ました。
あと湯たんぽと(^_^)
ダウンコート、使えます! 考えてみたら、羽毛布団と同じですから。
私のコートは古いタイプで、かなり分厚いので、とっても暖かったです。
朝、コンビニにこのコートを着て買い出しに行ったのですが、
布団をまとって歩いているみたいな、不思議な気持ちになりました。
食事は電磁調理器があるので、簡単なものなら作れます。
夕べは、具だくさんクラムチャウダーとおにぎり。
今朝はその残りと、スクランブルエッグ。
昼は、フレンチトーストとヨーグルトとバナナにしました。
今夜は、pon画伯のところでごちそうになる予定(笑)
ついでにお風呂もごちそうになろうかと……。
今日は一日中みぞれ。夜は雪になりそうなので、冷えないようにしなければ。
夜、もこもこのダウンコートを着て、頬かむりして歩いている人がいたら、
それは私です(*^。^*)
posted by roku at 14:39| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

年の瀬♪

今日を含め、あと4日で今年が終わるというのに、
「年末」という意識があまりありません。
これはたぶん、年明け出しのお仕事を抱えているから。
そして、まだそれに手をつけることができないでいるから。
たぶん、大みそかも元旦も、パソコンに向かっていると思います。
さらに言うなら、1月2日は早朝から取材(自主的なものですが)だし。
これ、フリーランサーとしては、本当に、本当にありがたいことです。
ひとつ困ったことがあるとすれば、
世間と自分の時の流れにズレが生じているということ。
仕事の世界にどっぷりつかっていると、
「年賀状」やら「大掃除」やら「年の瀬のごあいさつ」やら「お正月の準備」やら
といった言葉に実感がもてないというか……。
早く言えば「やってないっ!」ってことでございます。はい(T_T)
あと4日でなんとか……なる……か……な?
あ、ご報告が遅れましたが、先日のプレゼンは(T_T)でした。
ざ〜ん〜ね〜んですううううう〜っ!
……ってなこともありつつの年の瀬、がんばりまぁーす\(^o^)/
posted by roku at 09:40| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

自主缶詰

とにかくミッションを何とかしようと、
今日は自らを缶詰にしてみました。
仕事場から一歩も出ておりません。
郵便受けをのぞきにすら、行っておりません。
お昼は持参のお弁当でした。
それでも閉塞感がなかったのは、
いつになく電話が多かったからでしょうか。
誰かと話すことは、それだけで外と世界に
ふれているような気分になれるのだと学びました。
加えて原稿の内容が実家方面のことでしたので、
バーチャルで帰省したような気分でした。
ひとまず書きあがったので、声に出して読んでみたら、
29分でした(T_T)
こりゃあ、なかなかたいへんなミッションです(笑)
posted by roku at 22:06| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

ミッション継続中♪

通常のお仕事の合間に、講演用の原稿を推敲しています。
一度書き上げたのですが、さらに見直すことに。
対象が小学校低学年から中学三年生までということなので、
いろいろと工夫してみることにいたしました。
書き始めは、「何をお話すればいいのやら」と、
肩に思いっきり力が入っておりましたが、
ようやく自分らしい文体(口調?)になってきたような……。
あともう一息です(*^。^*)
今夜一度書き上げて、明日はお仕事モード全開で、
原稿の方はちょっとお休み。少し寝かせてみようかと。
この、原稿に磨きをかけていく感じ、嫌いじゃありません。
どうか、みなさんに喜んでいただける原稿になりますように。

posted by roku at 20:46| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

初めてのミッション

東京の友人が、満を持してブログを始めました。
友人が好きな韓国ドラマをテーマにした読み応えのある内容で、
しかも「毎日書く!」と意欲満々。
これに刺激を受けて、私も今週は強化週間とすることにいたしました(笑)。
といっても、いつものゆるゆるな内容なのですが……。
今、私が抱えている最大のミッションは、「ミニ講演」。
これまで、講師の経験は何度かありますが、講演は初めて。
「ミニ」なので、時間が25分程度なのがせめてもの救いです。
現在、原稿を推敲中。
先ほどためしに読んでみたら、17分15秒でした(T_T)
7分45秒も足りない、足りない。どうしよう……。
「あ、そうか、読めばいいんだ!」と、心のメモφ(..)
一日一練習を己に課して、がんばります\(^o^)/
posted by roku at 11:49| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

『ぼくとあいつのラストラン』韓国版♪

初めにお話をいただいたのが、昨年の「海の日」。
ゲラを見せていただいたのが、今年の夏前。
そしてようやく、本が手元に届きましたぁ\(^o^)/
『ぼくとあいつのラストラン』、韓国版です。
ハングルは全く読めないのが残念ですが、
挿絵だけを追っていくと確かに
『ラストラン』になっています。
体裁はソフトカバーで、教科書のようなたたずまい。
ポプラ社版は、スカイエマさんの思いっきりカッコいい絵でしたので、
どんな仕上がりになるのかと心配していたのですが、
これがまた、なんとも昭和の香りが漂っていて、いい感じなのです(←親バカ)。
私がまさに暮らしていたころの「高原」の雰囲気です。
たぶん、日本も韓国も、農村の風景はあまり変わらないのかもしれません。
じいちゃんとばあちゃんの作業着が韓国風なのはご愛嬌。
少年たちの服装や顔立ちは、かなりリアルです。
私が子供のころに読んだ児童書のようで、懐かしさを感じました。
韓国の子どもたちに、どんな風によまれるのか楽しみです。
本が届いたことで、「よし、またがんばらねばっ!」と思いました。
このブログを見ているはずもないとは思いますが、
制作してくださった韓国の出版社の皆様、画家様、ありがとうございました。
posted by roku at 14:57| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

『竜宮ホテル 迷い猫』!

ずっと前に入手していた本を、
ようやく読むことができました。
アンジェリーナのモンブランを味わうように、
ちょっとずつ、ちょっとずつ
味わおうと思っていたのに、
季節風大会帰りの新幹線の中で読み始め、
たどり着いた我が家のお風呂で読み、
お風呂上りに読み、ベットで読み……結局一晩で読み切ってしまいました。
読み終えた瞬間の感想は、「うわぁ〜、もったいない!」
いつまでも、いつまでも、その世界に浸っていたい物語って、
たしかにあるんです。
見えないものを見る左目を持つ、作家。
猫の耳としっぽがある少女。
その友達の、二匹の小さな管狐。屋上庭園を守る少年。
そして、謎めいたもの達が暮らしているクラシックなホテル。
もうもう、大好きなもの尽くし! 
淡いパステルカラーのドロップを散りばめたような物語です。
でも、不思議なことに甘すぎない。
一粒一粒が、それぞれの味わいと輝きを持っているからです。
心ひかれたのは、主人公・響呼の人物像。
やわらかい物腰と思考の真ん中に、
作家としての誇りと矜持をしっかり持っていて、
とにかくカッコいいのです。
どろどろに疲れた心と体に沁み渡る、美しい物語でした。
美しいものが持つ「ちから」を、堪能させていただきました。
*『竜宮ホテル 迷い猫』村山早紀著・三笠書房
posted by roku at 20:12| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月31日

ひさびさの東京

ごぶさたしております。
お仕事がバタバタで、何が何やらの日々の果て、
土日で東京に行ってまいりました。
この時期の上京といったら、目的はひとつ、季節風大会!
全国各地からやってくる児童文学の書き手たちが、
互いの作品を持ちより、合評し合うという一大イベントです。
……と、ワタクシ的には思っております。はい
ぎりぎりまでお仕事をして、何とか空けた二日間。
それはもう、ほんとうに、宝石のような二日間となりました。
土曜日は5時起きで、7時30分の新幹線に乗り、上野へ。
忙しい中、時間を割いてくださった、
先輩作家のOさんとHさんとお茶をご一緒させていただきました。
これがもう、楽しくて、楽しくて、楽しくて……。
いつも大会前は具合が悪くなるぐらい緊張するのですが、
今回は楽しい気分で会場に向かうことができました。
12時に公園口改札前でどじょうさんと落ち合ったあとは、
一気に大会モードに突入!
東大近くの情緒あふれる旅館で、合評三昧の時間を過ごしました。
午後1時半から夕食をはさんで9時半まで。
そのあといろいろお話をして、私が寝たのは12時過ぎ。
翌朝は午前9時から昼食をはさんで3時半まで。
大会後、1時間ほど分科会のみなさんとお茶を飲んで、
仙台には9時ごろ帰ってまりました。
気づいたら、喉が枯れておりました(笑)
この二日間で、たくさんの方々に会いました。
いずれも、児童文学が好きで、熱い思いを抱えている方々です。
熱風を浴びて、「書くぞ!」という気力が湧いてまいりました。
posted by roku at 20:46| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月18日

ぼくらは闘牛小学生!

三連休のど真ん中、
ようやっと宮城県在住の児童文学作家・
堀米薫さんの最新刊
「ぼくらは闘牛小学生!」(佼成出版社)を
読ませていただきました。
だいぶ前にご恵贈いただいていたのに、仕事やら
パソコントラブルやらで遅くなってしまいました。
副題は「牛太郎とともに、中越地震から立ち上がった子どもたち」。
冒頭の、闘牛の場面からぐいぐいひきつけられました。
ニュース等で見かけたことはありましたが、実際に小千谷の闘牛が
どのように行われているのかは知りませんでしたので、わくわくしました。
目の前で見ているような迫力と牛の動きや性格に関する説得力のある筆致は、
実際に和牛を肥育している堀米さんならでは。
小千谷に行って、本物の闘牛を見てみたい気持ちになりました。
また、子どもたちと牛太郎が仲良くなっていく姿にほのぼのとしたあとの、
中越地震の場面は、事実とわかっていても読むのがつらかったです。
牛を残して避難せざるを得なかった牛持ちたちの思いと同じ思いを
今回の震災でいまだ抱いている人たちがいることを切なく感じました。
個人的には、地域における伝統行事の大切さ、守り抜く意義を再認識しました。
読み応えのある骨太のノンフィクション、
大人にもぜひ読んでいただきたい作品です。
posted by roku at 19:14| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月23日

「空色のともだち」、ふたたび。

以前、学研さんの「ぐるみ」というサイトに
「学研教室すいせん電子図書」として
掲載されますというお知らせをアップ
させていただきましたが、
その『空色のともだち』が、
今回は、「学研電子ストア」というところで、
期間限定で無料配信されることになりました。
昨日から配信が始まっているようです。どうぞよろしくお願いいたします。
私自身は、ipadもiphoneもないので、見ることができません(T_T)
誰かにお借りして、見せていただこうと思っております。
pon画伯こと本郷けい子さんの挿絵もとっても素敵で、気に入っています。
近々、また二人で本を作る予定です(……と書いて外堀を埋めてみる(笑))。
これまでとはちょっと違った絵本になると思います。
出来ましたらお知らせさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
写真は、『バラ園の魔女』という作品のモデルになった方からいただいた、
ピエール・ド・ロンサールでございます。ご本人もバラも、お美しゅうございます。
「学研電子ストア」のアドレスはこちらです。
http://ebook.gakken.jp/gstore/book/special.html
posted by roku at 10:32| Comment(5) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月19日

チョコレートと青い空

IMG_1940-1.JPG震災以降、家のことやら実家のことやら、
目の前の仕事やらで、
私がヘロヘロになってなっていた間に、
創作仲間の堀米薫さんは着々と
素晴らしい本を出版なさっておりました。
『チョコレートと青い空』(そうえん社)
作:堀米薫/絵:小泉るみ子
読ませていただきました。一気に読んでしまいました。
何がいいって、主人公の周二一家の温かさにぐっときました。
さらに、牛を飼育しているお父さんの誇り高い凛とした姿。
ガーナからやってきた研修生のエリックさんの底なしのやさしさ。
不覚にも、何度も涙してしまいました。
家族の絆と仕事(自分がやるべきこと)。
どちらも人が生きてゆく上で欠かせない大切なものです。
それは、私が今回の震災でつくづく感じたことでもあります。
ぜひ手にとって読んでいただきたい一冊です。
posted by roku at 19:45| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月12日

ちゃぐりん6月号


IMG_1947-1.JPG 家の光協会が発行している
『ちゃぐりん』という
子ども向けの雑誌に、
『六月のレストラン』という
ショートストーリーを
掲載していただきました。
絵は、大好きな『つるばら村』
IMG_1950-1.JPG シリーズを描いていらっしゃる
柿田ゆかりさんです。
実家の母が『家の光』を
購読していたので、
なんだかとってもうれしいです。
書いているときはも楽しくて、
もともと短編を書くのが
IMG_1946-1.JPG 好きだったことを思い出しました。
本になってもならなくても、
短編をたくさん
書き溜めようと思いました。 
震災前に書き上げて、
震災直後にゲラを見た、
思い出に残る作品です。 

posted by roku at 18:14| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする