2013年02月26日

あん

「本」の旬は2月なの?ってくらい、
次々と新刊が出ております。
実際は、読みたい本、読むべき本の出版が、
たまたま重なっただけなのですが。
『あん』は、友人が送ってくれた
“読むべき本”の一冊でした。
著者は、ドリアン助川さん。
お名前だけは存じ上げておりましたが、それもバンド活動をなさっていた頃のことで、
「叫ぶ詩人の会」の活動はもちろん、著書をたくさん出されていたことも、
友人に聞かされるまで、恥ずかしながら存じ上げませんでした。
「ワイルドな方なのだろう」というぼやんとしたイメージのもと読み始めましたので、
先入観と実際のギャップに驚きました。
描かれていたのは、静かで、温かで、それでいて重厚な世界でした。
物語は、雇われ店主の千太郎が営むどら焼き屋・どら春に、
ある女性が「雇ってほしい」とやって来るところからはじまります。
吉井徳江と名乗ったその人は、72歳という高齢で手も少し不自由でした。
「時給300円でもいい」と食い下がる徳江を一度は断った千太郎でしたが、
徳江がつくってきたあんの味に心を動かされます。
あんの味が評判となり、どら春はこれまでになく繁盛するようになるのですが……。
過去を背負い、生きる気力を失いかけていた千太郎と、
世間の無理解と偏見にさらされ、過酷な運命を背負って生きてきた徳江。
さえないどら焼き屋の軒先からはじまった物語は、小さなうねりを繰り返しながら、
「どんな人間にも生きる意味がある」という高みにまで達します。
徳江さんの人生はあまりに過酷で、偏見を持つ側と持たれる側、
常に「あなたはどう思うか?」とつきつけられているような気がしました。
それだけに、ラストシーンの美しさ、穏やかさが胸に沁みました。
昔読んだ、北条民雄の『いのちの初夜』を読み返したくなりました。
“読むべき本”というものがあることを、再認識させられた一冊でした。
『あん』(ドリアン助川著/ポプラ社)
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2013年02月25日

河北新報【東北の本棚】

一面、雪景色の朝、
うれしいことがありました。
地元紙・河北新報で、
拙作『ドラゴンのなみだ』(学研教育出版)
ご紹介いただきました。
思い返せば、出版されたのは昨年末。
本来であれば、積極的に草の根販売促進活動(笑)を
展開しなければならないところでしたが、
年末年始のドタバタで、なかなか思うようにまいりませんでした。
「本の販売促進活動」と言うと、違和感を覚える方があるやもしれませんが、
出版不況と言われる今の時代にあっては、とても大切なことだと思っております。
それは、広告業界で、どんな商品であっても、伝える努力をしなければ、
思いを届けたい相手に届かないのと同じことです。
「自分が書いた」ということで気おくれがして、最初はひるみがちでしたが、
よく考えると、本づくりにはたくさんの人が関わっています。
イラストレーター、デザイナー、編集者、営業、校正、印刷会社……。
そう、出版は、個人戦ではなく団体戦でもあるのです。
気づいた瞬間、自著のPRに対する恥ずかしさは薄らいだような気がします。
……というわけで、今回のご紹介は、本当にありがたいものでした。
何より、記者の方が本をしっかり読みこんで、
友情(の結び方)という表のコンセプトはもちろん、
「地域と祭り」という裏のコンセプトにも言及してくださったのが、
涙が出るほどうれしかったです。
改めまして、『ドラゴンのなみだ』(佐々木ひとみ著・吉田尚令絵/学研教育出版)、
どうぞよろしくお願いいたします。
記事の写真は、『林業少年』の堀米薫さんからお送りいただきました。
ありがとうございました<(_ _)>
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2013年02月24日

林業少年

仕事を片づけてから読もうと思っておりましたが、
森川成美さんの『くものちゅいえこ』同様、
我慢できずに読み始めてしまいました。
まず、表紙の絵に惹かれました。
山の中にたたずむ少年と少女。
すっと伸びた幹と木立の感じから、
その木が杉であることがわかります。
しかも、木漏れ日がたくさん入っている。下草も少ない。下枝もない。
……ってことは、人の手が入っている、よく手入れされた山であるということです。
「いい山だなぁ」と思いました。
30年から40年ものぐらいの杉の横に、腰に山刀を下げた少年が佇んでいる。
その奥の切り株には、気持ちよさげに微笑む少女。
タイトルは……『林業少年』。もう、この表紙がすべてだと思いました。
まだ本文を読んでいないにもかかわらず「よかったなぁ」と思いました。
この杉山に向って、「あんた、よかったねぇ」と話しかけてしまいました。
ちょっと涙ぐみながら。……そういうお話です。
林業とは何か、何をするのか。今、林業がどうなっているのかが、
堀米さんらしいタッチで丁寧に描かれています。
主人公の喜樹をはじめ、高校生3年生の姉の楓、家を継いだ母・愛子、
役場に勤める父・正彦、「だんぽ」と呼ばれるおじいさん、
山の仕事をする職人たち、魅力的な人たちが次々に登場します。
そして、「百年杉」の相対、伐採、運びだし、新たな植林など、
林業にかかわる作業が紹介されます。
特に百年杉の伐採と、家族が枝を払うシーンに胸が熱くなりました。
この作品での私のいちばんの興味は、山を受け継ぐ家族が、何を思い、
どんな決断をするのかという点にありました。
……実は、私の実家も「山持ち」なのです。
喜樹の家との違いは、持っているというだけで、現実的には持て余しているということ。
両親が若いころは、下草刈りや枝打ちなどをまめにやっていたようですが、
杉が売れなくなった今となっては……。
たぶん今、うちの杉山は、下草が茂り、枝が絡み合って、真っ暗な状態。
この本の表紙とは、真逆の状態にあると思います。
そして、日本の個人所有の山は、そんな状態がほとんどだと思います。
『林業少年』を読み終えた瞬間、胸に去来したのはそのことでした。
喜樹の家の山が得られた幸福は、我が家の山は望めません(山目線で)。
赤ん坊だった私を背負い、母が這いつくばるようにして山の斜面に植えた杉たちは、
きれいに手入れしてもらい、伐採され、
建材としてさらに長く生きるという幸せを味わうことなく、
淘汰されていくのでしょう。……切ないです。苦いです。
だからこそ、『林業少年』に描かれた“幸せ”が胸に沁みました。
喜樹の家の選択が、日本の林業の“奇跡”であってほしくない。
そう強く願いました。
『林業少年』(堀米薫作・スカイエマ絵/新日本出版社)
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2013年02月23日

くものちゅいえこ

くもが、女の子だとか、男の子だとか、
考えたこともありませんでした。
ついでに言うと、生まれてワラワラ散っていく
くもの子以外は、ぜんぶ大人だと思っておりました。
そんなわけないのは、若手を「若い衆」などと呼んで
大人ぶっている私にさえ(たぶん……いや、
間違いなく彼らは私を『おばさん』と思っている)、
あどけない赤ちゃん時代も、いたいけな少女時代もあったというのに……。
『くものちゅいえこ』、まずこの不思議なタイトルに惹かれました。
次に、主人公が“くもの 女の子”という点に驚かされました。
棲んでいるのは、古道具屋の古びた扇風機のなか。
そこにちゅいえこは、あみをかける。
できあがったあみを、「あたしのお城だわ」とほれぼれ眺める。
そう、ちゅいえこは“とっても凝り性”な くもの女の子なのです。
そして、しっかりと自分を持った女の子なのです。
何より私が感心したのは、別れを恐れないこと、
そして、自ら考え下した結論に対して(たとえ痛みを伴うことであっても)、
「でも いいんだ」と納得して次へ向かえる強さ。
もちろん小学校低学年向けなので、とってもやさしいお話です。
でも、大人が読んでもグッとくる。自らを省みずにはいられない、
ダイヤモンドを真綿でくるんだような物語です。
『くものちゅいえこ』森川成美著・佐竹美保絵 PHP 1,100円
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2012年12月26日

仙台経済界

本日発売の『仙台経済界1−2月号』で、
拙作『ドラゴンのなみだ』(学研)を
ご紹介いただきました。
仙経のキャッチフレーズは、
「仙台経済圏300万人の情報誌」!
そして今回の特集は
「2013都市間競争に勝つ強い仙台」!
本の紹介コラムが載っている
同じページの記事タイトルは
「サービス付き高齢者向け住宅が急増
 長期安定収入へ異業種も参入
 裾の広い需要に対応できないジレンマも」です。
世の中広しといえども、
バリバリの経済誌で著作をご紹介いただける
児童文学の書き手はそう多くないのではないでしょうか。
うれしいです。本当にありがたいことです(*^。^*)
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2012年11月23日

本日発売♪

勤労感謝の日」が、ゆっくりと暮れてゆきます。
今日は、新作『ドラゴンのなみだ』
(学研教育出版)の発売日。
『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)のときは、
年末の慌ただしさの中(12月9日発売でした)、
何となく過ごしてしまったので、
今回はめいっぱい楽しんでみることに(笑)
午前中は本の発送作業、午後は図書館の帰りに地元の本屋さんをのぞいてみました。
ヤマト屋書店→あゆみbooks広瀬通店→丸善→あゆみbooks一番町店→金港堂
5軒まわって、自著があったのは1軒のみ(T_T)
「こういう本が入っていませんか?」とは、さすがに聞けませんでした。てへ
そのかわりと言っちゃあナンですが、
本日発売の欲しかった本を入手することができましたぁ\(^o^)/
書棚を見ると、新刊がたくさん出ていて“児童文学の秋、たけなわ”って感じ!
来月は、村山早紀先生の新刊も立て続けに出ますしね。
3冊の獲物を手に、ほくほくしながら帰ってまいりました。
……あ、あれ? こういう楽しみ方でよかったんでしたっけ? 
ま、いっか。タイトル、「本日発売♪」ですものね(*^。^*)
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2012年11月17日

ドラゴンのなみだ

11月23日に学研教育出版から発売される
拙作『ドラゴンのなみだ』の見本が届きました!
ずっと「画像がありません」のままだった
ホームページにも、
ようやく書影がアップされました!
アマゾンセブンネットなどでも、
表紙が見られるようになりました(*^。^*)
『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)でデビューさせていただいてから三年。
この三年間は、「第20回椋鳩十児童文学賞」受賞といううれしい出来事もありましたが、
東日本大震災や母の病など、厳しいことも少なくありませんでした。
そんな私の心を支えてくれたのが、この作品です。
震災後の日々の不安も、大切な人を失うかもしれないという不安も、
原稿に集中している間だけは忘れることができました。
それは私にとって、掛け値なしに「楽しい!」と思える時間でございました。
本作品のモチーフは、私の故郷に伝わる「鳥追い」という祭りです。
土地に伝わる祭りには、人の心をつなぎ、
土地への愛着と希望をはぐくむ力があると私は思っています。
実際、被災された方が地域に伝わる祭りを行うことで、
ひととき笑顔を取り戻したというニュースを拝見したことがあります。
この作品がきっかけとなり、子どもたちが地域の祭りを見直し、
積極的に参加するようになってくれることを願ってやみません。
これからも、身近な人や自分が暮らしている場所が愛しく思えてくるような、
土地に根差した物語を書き続けたいと思っています。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
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2012年11月07日

児童文学談義

ごぶさたしております。
同人誌の年に一度の合評会を休み、
児童文学者協会の行事からも
しばらく遠ざかっている今日この頃。
気持がだら〜んとしかかっておりましたが、
今日、思いがけず喝!が入り、
ふたたびシャキーン!といたしました。
同人のおおぎやなぎちかさんと角田にお住いの堀米薫さんにお目にかかったのです。
ほんの2時間あまりのことでしたが、しゃべりっぱなし。
児童文学談義に花が咲きっぱなし。お茶を飲みきり、水をお変わりした後は、
ひとつのケーキを三人で分けて食べたりして……。
季節風大会(同人誌の合評会)に行かなかったにもかかわらず、
いつもの熱風をおすそわけしていただいたような気持ちになりました。
お二方と別れてからの帰り道、妙に楽しい気分になって、
通りかかった仙台朝市で、みかん1袋、りんご2袋も買ってしまいました。
お仕事以外のこういう時間も必要なのだと、つくづく感じた次第です。
気が利かない私は、お二人に何の手土産も用意しておりませんでしたので、
せめてきれいなお花の写真を(*^。^*)
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2012年10月29日

11月23日です♪

新作『ドラゴンのなみだ』(学研教育出版)の発売日が、
11月23日に確定いたしました。
……ということを、学研出版サイトを拝見して、
たった今知りました(^^ゞ
児童書の単独著書としては、
『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)以来です。
どうぞよろしくお願いいたします。
まだ表紙の画像が手元にございませんので、
今朝撮ったばかりの杜の都上空の写真をアップさせていただきます。
今朝の空は、灰色の雲と透き通る青空に二分された「空、まっぷたつ!」状態でした。
現在は、雲は東の空へと追いやられ、うす水色の空が広がっております。
あらゆる心配事が消え去って、心が晴れ渡りますようにとの願いを込めて(*^。^*)
posted by roku at 11:44| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

大切な絵本

尊敬する児童文学作家・
高橋秀雄さんの絵本が出版されました。
高橋さんは季節風の大・大・大先輩。
毎年海の日に開いている「東北オフ会」にも
気さくに参加してくださるなど、
後進に惜しみなく愛情を注いでくださる
作家さんです。
今年は『地をはう風のように』(福音館)が全国課題図書に選ばれました。
そのほか『やぶ坂に吹く風』『やぶ坂からの出発』
『父ちゃん』(いずれも小峰書店)、『朝霧の立つ川』(岩崎書店)など、
たくさんの名作を書いていらっしゃいます。
私は高橋さんが書かれる、リアリズム作品が大好き!
私が生まれる少し前、日本が家族単位で
必死に生きていた時代の作品が特に好きです。
……で、今回の絵本ですが。
タイトルは、『わたしたち うんこ友だち?』!
さすが高橋さん!と拍手したくなるような、インパクトのあるタイトルです。
主人公は、学校でトイレにいきたくなったヒナちゃん。
マキちゃんの誘いも断って、お家に急ぐヒナちゃんの心の声がリアルです。
ヒナちゃんはトイレに間に合うのか。マキちゃんとの仲はどうなるのか。
子どもにとって、『学校でうんこ』は大問題です。
高橋さんは、子どもなら、きっと誰もが「こうなったらいいな」と
思うであろう素敵な結末を用意してくださいました。
実はこの作品は、昨年の大震災の被災地支援のために出版された
『希望がわく童話集 白いガーベラ』(今人舎)に収録されていたもの。
絵本ならではの楽しさが加わって、素敵な、
そして大切なことがギュッと詰まった一冊になりました。
機会がありましたら、ぜひ、両方読んでみてださいませ(*^。^*)
posted by roku at 13:58| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月17日

新しい本が出ます。

来月のお話で恐縮ですが、11月20日に新刊が発売される予定です。
タイトルは『ドラゴンのなみだ』、出版社は学研教育出版様です。
昨日、アマゾンその他のサイトで予約受付が始まっていたのを偶然見つけて、
あわててお知らせをさせていただきました。

思い返せば、『ぼくとあいつのラストラン』のもととなる
『ラストラン』という作品が「新・童話の海」に入賞したのが、2008年5月。
そのあとじっくり見直して、『ぼくとあいつのラストラン』として
ポプラ社様から出版されたのが2009年12月。
この作品が、第20回椋鳩十児童文学賞をいただいたのは、2010年4月。
(出版からわずか3カ月での受賞に、誰より驚いたのは私でした)
前作の出版から3年。
公私に渡っていろいろなことがあった3年の時を経た今、
新しい本を出版できることが本当にうれしいです。
いつも思いを寄せてくださっていた皆様に、心から感謝申し上げます。
取り急ぎ、ご報告まで。
posted by roku at 12:00| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

Kimiさまへ。

昨日、ブログにうれしいコメントをいただきました。
このお返事は、いったんはコメント欄に書き込んだのですが、
オノレに喝!を入れるために、ブログとしてアップすることにいたしました。
自分が10年前に紡いだ物語『英国アンティーク夢譚』が、
ちゃんと誰かの手に届いていたことを実感できたのがうれしかったです。
誰かを楽しませることができていたことを、知ることができたのがうれしかったです。
そして、今なおその方のおそばに置いていただいていることが、
わかったのがうれしかったです。
この広い日本に、一人でも応援してくださる方がいるのだと知った今、
ワタクシはここに、
『英国アンティーク夢譚U』を書き上げるぞ!宣言をさせていただきます(*^。^*)

☆Kimiさま、ブログへのご訪問、そして、
うれしいコメントをありがとうございました。
思いがけない出来事に、朝から泣かされてしまいました。
まず「英国アンティーク夢譚」を読んでくださってありがとうございました。
それから、今なおKimiさんのおそばに置いてくださって、ありがとうございます。
ほんとうに、本当にうれしいです。
Kimiさんの学生時代を少しでも楽しくすることができたのなら、何よりです。
作者冥利に尽きます。書いてよかった、と、心から思っています。

「英国アンティーク夢譚」は、今から10年前に、私が初めて書き、
KKベストセラーズより出版していただいた物語です。
(その前は、イギリスの紀行本を書いておりました)
今となって見れば、突っ込みどころはたくさんあるのですが、
あの時点での私の精一杯を込め、思いっきり楽しんで書き上げた作品でした。
今でも、最も思い入れのある作品です。
現在は児童文学を書いておりますが、本質は変わっていないと思っています。

児童文学を書きながらも、「英国アンティーク夢譚」をもう一度見直し、
さらに完結編となる続編を書きたいという思いは常にあって、
それに向けて動き出そうと考えていた矢先でしたので、
Kimiさんからのコメントは、何よりの励みになりました。
心のこもったコメント、本当にありがとうございました。
Kimiさんのコメントを支えに、今度は私ががんばる番だと思っています。
posted by roku at 10:14| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月10日

連載終了♪

椋鳩十児童文学賞の
ご縁でお声がけいただいた、
南日本新聞(鹿児島)のコラムの
連載が無事終了いたしました。
「1か月目の仙台から」に始まって、
本日ついに「12か月目の仙台から」に到達!
震災以降の仙台の様子や思うことなどを、
生活者の目線で月に1度書かせていただきました。
しんどい、けれど有意義な一年でした。
「しんどいことを見つめる」ことを、お仕事としてさせていただけたことは、
私にとって本当にありがたいことでした。
このコラムがなければ、宮城県沿岸部に足を運ぶこともなかったし、
被災した会社の方のお話をうかがうこともなかったでしょう。
何より、今自分が暮らしている町が今どうなっているのか、に、
興味を持つこともなかったと思います。
おかげで、町や県や国と、自分の暮らしのかかわりを実感することができました。
最終回は、「総括せねば」と大上段に構えた分だけ辛くなりました。
私の身の回り3mほどの範囲ですら、哀しみや切なさや怒りがいまだに渦巻いていて、
まとめることなどできません。
明日で一年とはいうけれど、 あらゆることが、まだまだ、まだまだまだ途上なのです。
どうしたものかと悩みに悩み、
私は私なりの視点で書けばいいんだと開き直ることができたのが、 締め切り前日(T_T)
お約束の時間に1時間ほど遅れてしまいましたが、 何とか納品できました。
結果的に、担当の方から「お願いしてよかったです」と
言っていただけたのが何よりうれしかったです(*^。^*)
最終回の原稿を書きながら考えたことは、
伝える術を持つ者は、伝え続けなければならない、ということ。
ささやかではありますが、それが自分の役割と考えて、続けていこうと思っています。
posted by roku at 19:28| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月29日

読書週間

この一週間ほど、
急ぐお仕事がないのをいいことに、
ゆるゆるな毎日を過ごしております。
今日のように、寒さがきびしく、
外に出る用事もとりたててない日は、
図書館を最大限に活用しての、
読書三昧をしております。
『花火とおはじき』(川島えつこ作)
『天游』(中川なをみ作)
『お父さんのバイオリン』(ほしおさなえ作)
『のんきなりゅう』(ケネス・グレアム作)
『バレエをおどりたかった馬』(H・ストルテンベルグ作)
『鷹のように帆をあげて』(まはら三桃作)
『ドラゴンキーパー 最後の宮廷龍』(キャロル・ウィルキンソン作)
かなり偏ったチョイスですが、いずれ劣らぬ面白さでした。
どうやら私は、「何かを会得するお話」や「お仕事もの」が好きみたいです。
『天游』は蘭学、『鷹のように……』は鷹匠、『お父さんの……』はバイオリン、
『ドラゴン……』『バレエ……』はそのまんまですから。
この流れでいくと、まはら三桃さんは、絶対見逃せない作家さんです。
『たまごを持つように』(弓道)も、『鉄のしぶきがはねる』(旋盤)も大好き。
知らない世界(職業)って、わくわくします(*^。^*)
写真は、先週おやつにいただいた『さいちのおはぎ』。あんこたっぷりです!
posted by roku at 20:55| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

仕事場泊

お仕事がたてこんでいる上に、週末、家人の出張が重なったため、
ひさびさに仕事場に泊まることにいたしました。
もともと住居用の1Kだし、ソファベッドもあるので、問題はありません。
問題があるとすれば、布団がないことぐらいでしょうか。
寝袋の上からソファーカバーとダウンコートをかけて寝ました。
あと湯たんぽと(^_^)
ダウンコート、使えます! 考えてみたら、羽毛布団と同じですから。
私のコートは古いタイプで、かなり分厚いので、とっても暖かったです。
朝、コンビニにこのコートを着て買い出しに行ったのですが、
布団をまとって歩いているみたいな、不思議な気持ちになりました。
食事は電磁調理器があるので、簡単なものなら作れます。
夕べは、具だくさんクラムチャウダーとおにぎり。
今朝はその残りと、スクランブルエッグ。
昼は、フレンチトーストとヨーグルトとバナナにしました。
今夜は、pon画伯のところでごちそうになる予定(笑)
ついでにお風呂もごちそうになろうかと……。
今日は一日中みぞれ。夜は雪になりそうなので、冷えないようにしなければ。
夜、もこもこのダウンコートを着て、頬かむりして歩いている人がいたら、
それは私です(*^。^*)
posted by roku at 14:39| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

年の瀬♪

今日を含め、あと4日で今年が終わるというのに、
「年末」という意識があまりありません。
これはたぶん、年明け出しのお仕事を抱えているから。
そして、まだそれに手をつけることができないでいるから。
たぶん、大みそかも元旦も、パソコンに向かっていると思います。
さらに言うなら、1月2日は早朝から取材(自主的なものですが)だし。
これ、フリーランサーとしては、本当に、本当にありがたいことです。
ひとつ困ったことがあるとすれば、
世間と自分の時の流れにズレが生じているということ。
仕事の世界にどっぷりつかっていると、
「年賀状」やら「大掃除」やら「年の瀬のごあいさつ」やら「お正月の準備」やら
といった言葉に実感がもてないというか……。
早く言えば「やってないっ!」ってことでございます。はい(T_T)
あと4日でなんとか……なる……か……な?
あ、ご報告が遅れましたが、先日のプレゼンは(T_T)でした。
ざ〜ん〜ね〜んですううううう〜っ!
……ってなこともありつつの年の瀬、がんばりまぁーす\(^o^)/
posted by roku at 09:40| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

自主缶詰

とにかくミッションを何とかしようと、
今日は自らを缶詰にしてみました。
仕事場から一歩も出ておりません。
郵便受けをのぞきにすら、行っておりません。
お昼は持参のお弁当でした。
それでも閉塞感がなかったのは、
いつになく電話が多かったからでしょうか。
誰かと話すことは、それだけで外と世界に
ふれているような気分になれるのだと学びました。
加えて原稿の内容が実家方面のことでしたので、
バーチャルで帰省したような気分でした。
ひとまず書きあがったので、声に出して読んでみたら、
29分でした(T_T)
こりゃあ、なかなかたいへんなミッションです(笑)
posted by roku at 22:06| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

ミッション継続中♪

通常のお仕事の合間に、講演用の原稿を推敲しています。
一度書き上げたのですが、さらに見直すことに。
対象が小学校低学年から中学三年生までということなので、
いろいろと工夫してみることにいたしました。
書き始めは、「何をお話すればいいのやら」と、
肩に思いっきり力が入っておりましたが、
ようやく自分らしい文体(口調?)になってきたような……。
あともう一息です(*^。^*)
今夜一度書き上げて、明日はお仕事モード全開で、
原稿の方はちょっとお休み。少し寝かせてみようかと。
この、原稿に磨きをかけていく感じ、嫌いじゃありません。
どうか、みなさんに喜んでいただける原稿になりますように。

posted by roku at 20:46| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月14日

初めてのミッション

東京の友人が、満を持してブログを始めました。
友人が好きな韓国ドラマをテーマにした読み応えのある内容で、
しかも「毎日書く!」と意欲満々。
これに刺激を受けて、私も今週は強化週間とすることにいたしました(笑)。
といっても、いつものゆるゆるな内容なのですが……。
今、私が抱えている最大のミッションは、「ミニ講演」。
これまで、講師の経験は何度かありますが、講演は初めて。
「ミニ」なので、時間が25分程度なのがせめてもの救いです。
現在、原稿を推敲中。
先ほどためしに読んでみたら、17分15秒でした(T_T)
7分45秒も足りない、足りない。どうしよう……。
「あ、そうか、読めばいいんだ!」と、心のメモφ(..)
一日一練習を己に課して、がんばります\(^o^)/
posted by roku at 11:49| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

『ぼくとあいつのラストラン』韓国版♪

初めにお話をいただいたのが、昨年の「海の日」。
ゲラを見せていただいたのが、今年の夏前。
そしてようやく、本が手元に届きましたぁ\(^o^)/
『ぼくとあいつのラストラン』、韓国版です。
ハングルは全く読めないのが残念ですが、
挿絵だけを追っていくと確かに
『ラストラン』になっています。
体裁はソフトカバーで、教科書のようなたたずまい。
ポプラ社版は、スカイエマさんの思いっきりカッコいい絵でしたので、
どんな仕上がりになるのかと心配していたのですが、
これがまた、なんとも昭和の香りが漂っていて、いい感じなのです(←親バカ)。
私がまさに暮らしていたころの「高原」の雰囲気です。
たぶん、日本も韓国も、農村の風景はあまり変わらないのかもしれません。
じいちゃんとばあちゃんの作業着が韓国風なのはご愛嬌。
少年たちの服装や顔立ちは、かなりリアルです。
私が子供のころに読んだ児童書のようで、懐かしさを感じました。
韓国の子どもたちに、どんな風によまれるのか楽しみです。
本が届いたことで、「よし、またがんばらねばっ!」と思いました。
このブログを見ているはずもないとは思いますが、
制作してくださった韓国の出版社の皆様、画家様、ありがとうございました。
posted by roku at 14:57| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする