2017年06月02日

「あぐり☆サイエンスクラブ 春 まさかの田んぼクラブ!?」堀米薫 著

91wnowGTfrL[1].jpg角田市在住の児童文学作家・堀米薫さんの最新作、
『あぐり☆サイエンスクラブ 春 まさかの田んぼくらぶ!?』
(新日本出版社)を拝読しました。
実は、ご恵贈いただいたのは4月。
なのになぜ、なぜこんなにご紹介が遅くなったのか? 
その理由は、我が家の田植えにあります。
この本を受け取り、子どもたちが田植えをしている表紙の絵を拝見した瞬間、
「我が家の田植えが終わってから、じっくり読みたい!」と思ったのです。 
堀米さんにはたいへん失礼してしまいましたが、ワタクシ的には大正解でした(*^。^*)
目論見通り、子どもたちが体験するひとつひとつの出来事を、実感しながら読むことができました。
お話は、ある日、小学5年生の学が塾の前で「あぐり☆サイエンスクラブ員募集!」という
チラシを拾ったことから始まります。
チラシには「野外活動をしながら科学を体験しよう! 早朝活動&合宿あり」とありました。
藤原あぐり先生と先生のお父さん・鎌足さん、牛を飼っている繁さん、子(牛)育て名人の美代さん、
米作り農家の耕三さんといった「あぐり☆サイエンスクラブ応援隊」のメンバーに支えられながら、
学は「野外活動をしながら科学を体験」します。
その体験が、籾を蒔き、苗を育て、田に植える(田植え)であるところが、とにかくおもしろい!
帯にはこうあります。「農業は科学。田んぼはミラクルワールドだ!」。――まさにその通り!
この本を読んで「なるほど」と思うのは、子どもたちばかりではありません、
実際に農業をなさっている大人たちも、「なるほどなぁ」と思うのではないでしょうか。
自分たちが普段何気なく行っている作業に、意味と科学的根拠があることを知ることができるのですから。
堀米さんは、籾蒔きから田植えまで、田んぼで春に行われる作業を丁寧に、丁寧に描いています。
その田植えをつい最近終えたばかりの身としては、その根気よさに感心するばかりです。
泥に足を入れたときの感触、受け取りそこねた苗がびしゃりと田んぼに落ちる描写、苗箱洗い……。
「わかる、わかる」と、読んでいてうれしくなりました。
農業や自然から離れたところで暮らしている子どもたちにも、田んぼがどんなところなのか、
田植えって何をするのか、さらに農村の暮らしの豊かさまで、十分伝わったのではないでしょうか。
ちなみに私は、この本を読んで初めて稲2株でお茶碗1杯分のお米がとれることを知りました。
まさに現役農家である堀米さんだからこそ書けた作品であると思いました! 
posted by roku at 19:20| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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