2015年11月27日

「しゅるしゅるぱん」

512-XCA0NWL._SX366_BO1,204,203,200_[1].jpg福音館書店から『しゅるしゅるぱん』
(作・おおぎやなぎちか/画・古山拓)が出版されました。
おおぎやなぎちかさんの児童書デビュー作です。
第15回児童文学ファンタジー大賞佳作受賞作を
6年かけて加筆修正なさったとのことですが、
まさに、まさに、「満を持して」の一冊!
まず、『しゅるしゅるぱん』というタイトルにわくわくいたしました。
そのわくわくは、プロローグの一行目でみごとに粉砕されました。
実は私、この作品は「しゅるしゅるパン」というパンのお話だと勝手に思い込んでいたのです。
それがパンではなく、おまじないの言葉であったとは……。 
読み進めるうちに、「しゅるしゅるぱん」は単なるおまじないの言葉ではないこともわかってきました。
「しゅるしゅるぱん」というおまじない、主人公の前にあらわれた不思議な少年、
妖怪の姿が見える妖怪作家、おひこさん、生まれなかった子ども、家族のひみつ、しかも舞台は岩手!
おもしろくないわけがありません。
住み慣れた東京から、父のふるさと岩手の朱瑠町に越してきた少年・解人によって、
4代にわたる物語が解き明かされていく過程は、ほろりとさせられたり、ドキドキさせられたり。
特に、サクラの下のおひこさんと「しゅるしゅるぱん」のシーンは胸に迫りました。
風景や季節の描写のみごとさは、俳人であるおおぎやなぎさんならでは。
凛としたおおぎやなぎさんの世界観を表現した、仙台在住の画家・古山拓さんの絵も見事でした。
秋田生まれのおおぎやなぎさんと、岩手生まれの古山さん、東北のエッセンスを強く感じる作品でした。
posted by roku at 11:01| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月06日

ご無沙汰しております

気がつけばすでに11月!
前回の投稿が9月5日ですから、まるまる2か月ぶりの投稿となります。
振り返りますと、9月7日は北茨城市の「ふれあい文庫交流会」にうかがいました。
そのあと、お彼岸に稲刈りをして……免許を更新して……うーーーん。
10月は26日が誕生日で、お誕生会(笑)をしていただいて、
それから30日にセンダイ自由大学さまの「水先案内本カフェ」で
『もののけ温泉 滝の湯へいらっしゃい』を取り上げていただいたりして……。
なんだかんだで、今日に至っております(笑)
ここまででいちばん大きな出来事は、河北新報夕刊に連載しておりました
『仙台いやすこ歩き』が終わったことでしょうか。
(あ、連載は続いておりますが、私は修行の旅に出るということで卒業させていただきました)
最終的に1年間で22本書きました。取材もあるので、なかなかハードな日々でした。
でも、大好きな「仙台の食」がテーマでしたので、楽しく書かせていただきました。
新聞にあるまじきノリを認めてくださったご担当さまに感謝です!
そして、コンビとして絵を描き、たくさんの話題を提供してくださった画伯こと、
イラストレーターの本郷けい子さんにも!
ときおりへこたれるワタクシを叱咤激励し、引っ張ってくださった頼もしい姿に、
イギリスを旅した日々を思い出しました。本当にありがとうございました<(_ _)>
というわけで、一抹の寂しさをかみしめつつ、今は次の山へと向かって歩き出します。
また新しい本を出せるように、どうなるかわからない原稿を書きはじめます。
posted by roku at 17:34| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする