2013年03月26日

仙台おさんぽかるた付き宿泊プラン♪

もうすぐ「仙台・宮城ディスティネーション
キャンペーン」(略称DC)がはじまります。
思えば、私とpon画伯の「おさんぽ屋」というユニットは、
前回の仙台・宮城DCから始まったのでした。
「せっかくだからこの機会に、
 何か地元のためになるものを作りたいね」と
話し合ってつくったのが『仙台おさんぽかるた』でした。
……あれから5年。震災を経て、2度目のDCがめぐってまいりました。
DCにあわせて、というわけではないのですが(実は数年前からあるのですが)、
仙台ロイヤルパークホテル様が、「おさんぽかるた付き宿泊プラン」なるものを
販売してくださっております。
「かるた付き宿泊プラン」って、あまりないのではないでしょうか(笑)
誰かに「仙台っていいよ」という思いを伝える、ただそれだけの、
小さな小さな、文字通り小さな地域貢献活動、細々と続いております。
DCは4月1日〜6月30日まで。
ぜひこの機会に、仙台・宮城へと足をお運びくださいませ<(_ _)>
posted by roku at 15:33| Comment(0) | 風のような話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月22日

恋する和パティシェール3

工藤純子さんの人気シリーズ
『恋する和パティシェール』の第3巻です(*^。^*)
サブタイトルは、
「キラリ!海のゼリーパフェ大作戦」!!
“和パティシェール”という発想に脱帽です。
主人公は、和菓子や「和心堂』のひとり娘、小学四年生の如月杏(通称あんこ)。
和菓子も洋菓子も大好きなあんこは、お菓子で人の心を和ませる
「和パティシエール」をめざして修行中です。
あんこのまわりにいるのは、「日本茶を持って世界中を旅するのが夢」という倫也や、
洋菓子屋の娘で、世界一のパティシェールをめざしているマリエ。
第3巻では、ライバルとの競い合い、友情、淡い恋、チャレンジなど、
小学4年生なりのさまざまな出来事と思いが描かれています。
何より印象的なのは、出てくるお菓子がみんなおいしそうなこと! 
そして、あんこをはじめとする子どもたちが生き生きとしていること!
『Go!Go!チアーズ』のときも、『ピンポンはねる』のときも、
『モーグルビート!』のときも感じたのですが、
工藤さんは本当に「時代と子どもたちの今」を捉えて描くのが
上手な作家さんだなぁと思います。
チアリーディング、卓球、モーグル、そして今回はお菓子の世界と、
どんな世界を描いても、その世界に頼りすぎることがなくて、
ちゃんと子どもたちの小さな気持ちの動きや葛藤を描いていらっしゃる。
児童文学は子どものための文学であるとはわかっていても、
書くのは大人であるわけで、どこまで子どもの気持ちに寄り添えるか、
書き手の力量が問われるところだと私は思っています。
そこが、子どもに人気の作品と大人が納得する作品の違いのような……。
『恋する和パティシェール』を読んで、以前何かで読んだ
「児童文学のお客さまは子どもです」という文章を思い出しました。
お菓子づくりが趣味だった小学校4年生の私がこの本に出会っていたら、
夢中で読んだと思います。
そして、あんこやマリエが作った、青いゼリー、水色のゼリー、
とうめいなゼリーが三層になっている「海のゼリーパフェ」を真似して
作ったことでしょう。
9月には第4巻が発売予定とのこと。テーマは「ホットショコラ」だとか。
これまたおいしそう! 楽しみです(*^。^*)
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2013年03月19日

命のバトン

そのとき、被災地にいて、
それなりに大変な思いをしたとは思うけれど、
被災者ではない。――それが私のスタンスです。
震災後しばらくは、自分と自分の家族が
生き抜くことだけを考えていました。
被災した方々を思う余裕ができたのは、
お恥ずかしい話ですが、しばらくたってからでした。
『命のバトン 津波を生き抜いた奇跡の牛の物語』(堀米薫作/佼成出版社)は、
まさに私が食料と水とガソリンを求めて右往左往していたとき、
自分以外の「命」のために、全く別の時間を過ごしていた方々のお話です。
それは、名取市にある宮城農業高校通称「みやのう」の先生方と生徒さんたち。
あの震災で、沿岸部にある「みやのう」も大津波に襲われました。
先生や生徒だけでなく、大切に育てられていた34頭の牛たちもまた被災したのです。
津波が迫る中、生徒のみならず牛たちを救おうとした先生方のおかげで、
14頭もの牛が生き延びることができました。
助けられた牛たちは、牛のコンテスト「共進会」で新たな奇跡を起こします。
流された牛たちが、それぞれの場所で世話をしてくれた方々のおかげで生き延び、
先生方と再会するエピソードには泣かされました。
すべては、牛を愛し、真剣に向き合った人々が起こした奇跡です。
農業高校とはどんな学校で、どんな生徒や先生がいて、何をしているのか。
「共進会」とは何なのか、何をするのか。
『命のバトン』は、「畜産」について知ることができる本です。
そしてまた「牛」という視点を通して、震災を知り、考えることができる本です。
牛の肥育農家で、震災後苦労なさった作家だからこそ書けたノンフィクション、
子どもはもちろん、大人にもぜひ読んでいいただきたい一冊です。
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2013年03月16日

その日

東日本大震災忌を過ぎて、ようやくの週末です。
11日の震災忌当日は、朝から何とも落ち着かず、
昼過ぎまではそれでも仕事場におりましたが、
午後2時46分を街で過ごそうと思い立ち、
30分前に外へと飛び出しました。
商店街を端まで歩き、本屋さんでぶらぶらして、
気づいたら午後2時40分!
一番町四丁目商店街の果物やさんの前にさしかかったところで、
黙とうを呼びかける放送が入り、
結局、かばん屋さんの前あたりでその時を迎えました。
お店の方は、お店の外に出て。歩いていた方は、足を止めて。
商店街を歩いていたほぼ全員が足を止め、黙とうをささげました。
平日の午後の街が、あれほど静かになった瞬間を初めて見ました。
「時が止まった」という表現がぴったりの、ふしぎな光景でした。
海の方を向いて手を合わせながら、
「この街の根っこはつながっているのだ」と感じました。
長い黙とうが終わった瞬間、魔法が解けたかのように動き出す人々。
動き出す街。戻ってきた雑踏。
見かけは変わらないかもしれないけれど、街は確実に変わりました。
「2年が過ぎた」というよりは、
「3年目が始まったのだ」という強いの方が強く、
ここから何をするかが大切なのだと、考えながら帰ってまいりました。
posted by roku at 18:29| Comment(0) | 風のような話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月10日

隅櫓♪

先週のことですが、東北大で開催された
とあるシンポジウムに参加いたしました。
その帰りに、隅櫓を撮ってみました。
仙台城跡へと登る坂道の入口にある櫓です。
仙台の観光案内には、
たいてい載っている名所です。
今日のように風が強い日でしたが、
凛としたたたずまいが美しかったです。
以前、観光シーズンには、ここから城跡へと向う観光バスをよく見かけたものですが、
今まだ、その道路は復旧しておりません。震災で、石垣が崩れてしまったのです。
明日は3月11日、いろいろなことを思う一日となりそうです。

posted by roku at 18:23| Comment(0) | お散歩ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月02日

ブナじいさんと3つの呪文♪

こんな絵本が出来上がりました\(^o^)/
最初にきっぱりと申し上げておきますが、
自主制作でございますっ(笑)!
このプロジェクトに関わった有志がお金を出し合い、
10冊だけ作った超・超レアものでございます。
タイトルは、『ブナじいさんと3つの呪文』。
サブタイトルは「エコとぼくらと地球の未来。」。
文はワタクシ、絵はあきばせいごさん。監督は名プロデューサーの赤沼昌治さんです。
先日、ようやく手にしたときは、ちょっと涙ぐんでしまいました。
というのは、詳しい事情は申し上げられないのですが、この絵本、
実は数奇な運命をたどった絵本なのです。
もともとは、ある県の環境イベントのために紙芝居として制作されたものでした。
そして、県内各地の幼稚園などをキャラバン隊として巡回していたものでした。
何事もなければ、今もなおたくさんの子どもたちに出会えていたかもしれません。
……何事もなければ。
この紙芝居が完成したのは、2010年8月。キャラバン隊が各地を巡回したのは9月。
そしてイベントが開催されたのが10月。
紙芝居の評判は上々だったとのことで、「絵本に」というお話も持ちあがりました。
楽しみにしていた矢先に、2011年3月11日を迎えてしまったのです。
今でも、あの紙芝居を見てくれた子たちがどうしているのかと考えると切なくなります。
また、何事もなければたくさんの子どもたちに出会えたであろう紙芝居のことも
気になっておりました。……流されてしまったんじゃないか、とか。
(作り手にとって魂を込めて世に送り出したものは、子どもと同じなのです)
同じ思いの制作関係者が集まって、関係各所のご理解のもと、
絵本をつくることになりました。
制作者たちの、制作者たちによる、制作者たちのための絵本です。
そしてこれは、私たちなりの「震災を忘れない!」という思いのカタチです。
帰ってきたこの子を、みなさまに見ていただけないのが残念でなりません。
『ブナじいさんと3つの呪文 エコとぼくらと地球の未来』
文/佐々木ひとみ 絵/あきばせいご 監督/赤沼昌治 
*エコキャラバン
posted by roku at 10:09| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月01日

うれしいこと♪

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2月26日の河北新報夕刊で、ご紹介いただきました。
「フィールド・ノート」という、記者さんたちの署名コラムです。
書いてくださったWさんは、先日拙作『ドラゴンのなみだ』(学研教育出版)の
紹介文を書いてくださった方です。
そして、プライベートで読み聞かせをなさっている方でもあります。
Wさんが、本の取材に来てくださったのが、昨年12月。
熱心に聞いていただけるのがうれしくて、本の話にとどまらず、
故郷のこと、子どもの頃のこと、震災のことなど、
いろいろな話をさせていただきました。
その中で、地域に昔から伝わるお祭りや行事は、
土地にかかわるあらゆる年代の人の心を結んでくれ、
地域の再生につながるかもしれないと考えていることなども
話させていただきました。
Wさんはその点に興味をもってくださったようです。
コラムを読んで、Wさんの真摯なまなざしに、感激しました。
自分ですら上手く言葉にできない想いをしっかり受け止めてくださり、
向き合ってくださったことが伝わってまいりました。
外側から彫り出していただくことで、見えてくることもあります。
頭の中でもやもやと考えていたことを、
今回、Wさんが鮮やかに彫りだしてくださいました。
大げさでもなんでもなく、
自分の核になる部分を見せていただいたような気がいたしました。
出会いの不思議と、ありがたさを痛感いたしました(*^。^*)
posted by roku at 17:00| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする