2017年12月08日

RIA[リア]

愛称「RIA[リア]」、正式名称は「三陸縦貫自動車道コミュニケーション誌」。
昔、フリーになりたての頃、記事を書かせていただいていた情報誌です。
お気に入りの号が、手元にあります。――Vol.3。
いろいろな意味でほろ苦く、震災以降は辛すぎて、開くことができずにいた号です。
「ほろ苦い」というのは、当時まだ駆け出しで、求められるクオリティに対応できなかったから。
結果的に「私では力不足です」と逃げ出してしまいました。
「力不足」を理由に仕事を降りたのは、後にも先にも、この仕事だけでした。
「辛すぎて」は、言わずもがな、取材地です。――岩手県三陸町、越喜来。
メインの取材地は、綾里にあった気象ロケット観測所。越喜来にあった「あわび種苗センター」。
夏虫山に登ったり、三陸大王杉を訪ねたり、越喜来の町を歩いたり。
気象ロケットが打ち上げられたその日はちょうど、越喜来小学校の運動会が開かれておりました。
写真は、夏虫山で出会った小鹿、学校帰りの小学生、アワビを育てている若者たち。
三陸大王杉を見守るおじいさん、おばあさん、白煙を引いて打ちあがるロケット、
船がたゆとう朝の綾里湾、運動会を見守る町の人たち。昼下がりの町をゆっくり歩くおばあちゃん。
写真も素晴らしく、いや、写真が素晴らしかったからこそ、開けずにおりました。震災から、ずっと。
もうない風景。もういないかもしれない人たち。向き合うのが辛すぎて。
でも、今日、何年振りかで冊子を開いてみて、思い直しました。
小さな冊子ではありますが、ほんの数ページではありますが、
三陸町越喜来の“ある一日”を留めることができてよかったのではないかと。
冊子の中に“在りし日の姿”がある。少なくとも、私は越喜来のその一日、その姿を覚えている。
それが大事なのではないかと。RIA、大事にしようと思います。
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2017年12月06日

午後6時30分

毎日、午後6時30分に、実家の父に電話をします。
「もしもし、こんばんは」「はい」「もうご飯食べたの?」「食べた」「変わりない?」「ない」
「寒いから、風邪ひかないようにね」「うん」「じゃあ、また明日かけるね」「うん」
「おやすみなさい」「はい、はい」。――これが基本で、たぶん1分もかかっていません。
これに時々「今日は病院にいってきた」「今日は○○が来た」
「今日はそば打ち(の講師)に行ってきた」といった父からの報告が加わるぐらいで、
それでも3分もかかりません。
母が存命だった頃は、毎晩午後9時で、そこは女同士だったので、もう少し長く話しておりました(笑)
毎日、午後6時30分。遅れると、「どうした?」と父からかかってきたりもします。
習慣になりすぎて、実家に帰っている間も午後6時30分になると、
「あ、お父さんに電話しなきゃ」とそわそわしたりします。目の前に本人がいるのに(笑)
毎日電話をかけるのには理由があります。実家のある集落が、すでに限界集落化しているためです。
8割がた高齢者の独り住まいのため、一日中誰とも会わない、誰とも話さない日の方が多いのです。
とにかく少しでも声を出さないと肺が弱るのでは、と思い、電話しております。
午後6時30分、一瞬だけ娘に戻り、すぐまたコピーライターに戻る毎日です(*^。^*)
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2017年12月05日

バタバタ

急ぎのお仕事が入り、バタバタしております。
今日の午後依頼を受けて、明日の朝提出。ええ、広告業界はこういうこともあるんです(*^。^*)
いろいろ立て込んできたのが、いかにも師走っぽいです。
さて、もう一仕事。
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2017年12月04日

とんぴくりん♪

よくあることですが、日曜日は仕事場から一歩も出ませんでした。
対して今日は、朝から郵便局→銀行→郵便局→オフィス24と動き回りました。
懸案事項が片付いていくのは気持ちいいものです。
気持ち良すぎて……午後、机でうたた寝してしまいました。
で、そんな時に限って大事な電話が来るんですね(-"-)
「ぅはいぃ~」とボケボケで出て、お話するうちに少しずつ少しずつ頭の中がクリアになっていって、
切ったところで、あれ?と気づきました。その電話をずーっと待っていたんじゃなかったっけ?と。
本来であれば、「うっわー\(◎o◎)/!」と反応してもよかったんじゃなかったっけ?と。
あまりに現実味がなくて、「まさかの夢オチ?」とあわててスマホを確認いたしました。
……あ、あった(@_@;) ありましたぁヽ(^。^)ノ 
本来であれば大感激!の瞬間であったはずなのに、ぬかりました。すっかりぬかりました。
ま、自分らしいといえば、これほど自分らしいことはないのかも。
……という、相変わらずとんぴくりん≠ネ月曜日でした。
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2017年12月03日

若妻会

DSC_0766.JPGあ、毎日書くはずが1日空いてしまいました(/_;)。
書いたつもりだったのに(-"-)
昨日はかつて同じ会社に勤めていたmさんと、
先輩のMさんの新しい事務所のお祝いにうかがいました。
mさんとMさん、紛らわしいですが、
どちらもイニシャルがMSなので(^_^;)
mさんは元デザイナーで現在は某塾にお勤め。
Mさんはフリーのフードスタイリストです。
三人とも所属部署は違いましたが、歳が近く、
なおかつ結婚したばかりということもあって、
仲良くさせていただいておりました。会社の宴会に出演する際のユニット名は……「若妻会」(笑)
出会ってから30年弱。この間、mさんにお子さんが生まれ、ご主人の転勤で海外へ行ったり、
Mさんと私がフリーランサーになったり。震災があったり。いろんなことがありました。
それぞれ身内のいろいろ、体調のいろいろも抱え、乗り越えてきたものの、
思い出話や苦労話で終わらないのが「若妻会」のおもしろいところ。
気がつけば「この先、どう生きるか」「何をするか」を語り合っておりました。
そして、今はとにかくそれぞれの持ち場でがんばりつつ次の準備をはじめる。
いつか三人の人生が交差するその時に備える、ということになりました。
二人はさっそく勉強会に参加するようです。
当面の私の課題は、「若妻会」というネーミングの再考(笑) ……で・す・よ・ねぇ(*^。^*)

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2017年12月01日

メンテナンス!

今日は朝からわが身のメンテナンスデー! まずは朝いちで乳がん検診へGO!
8:50からの回の3人目で「よかった、早く終わりそうだぁ」とホクホクしていたら、
ワタクシのところでシステムがダウン(@_@;)
右がおわって、ちょうど左をセットしたところでした。ううむ。
結局、技師さんがサポートセンターに電話して、復旧を試みることに。
電源を落としたり、機械のカバーを開けたりしている間に、
思いがけず、いろいろなお話を聞かせていただくことができました(*^。^*)
乳がん検診のあとは、インフルエンザの予防接種へGO!
かかりつけの病院で、注射の上手な看護師さんに注射していただきました。
この方、本当に上手なんです。
この方がいらっしゃるので、この病院に通っているといっても過言ではありません(笑)
いろいろありましたが、とりあえず懸案事項2つを片付けることができました。
というわけで、今日から12月。がんばります\(^o^)/
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2017年11月30日

口内炎

コピーライターのお仕事で、うんうんいっているうちに、口内炎になりました。
直接的に関係はないのかもしれませんが、「うんうんいってる」ってところが、
体のなにかに作用し、めぐりめぐって口内炎になったのではないかと思っております。
何が言いたいかと言うと、「たいへんなんですぅ~」ってことです(/_;)
おまけに昨晩は、ノンアルコールカクテルなるものを10杯近く飲んでしまいました。
がぶがぶがぶがぶ、まさに鯨飲ってやつです。けっこう飲めるもんです(笑)
そんな一日でした。とほっ。
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2017年11月29日

もくもく

「書く仕事」をしている私の日常は、基本的にたいへん地味です。
ぎゅーっと書いて、時計を見る。ぎゅーっと書いて、時計を見る。
そうこうしているうちに、ぐわーっと眠気に襲われて、机につっぷして少し寝る。
起きて、またぎゅーっと書く。書く。書く。電話もせず、電話も来ず。
気が付けば、外は真っ暗(/_;) デスク以外、部屋の中も真っ暗。
部屋の明かりをつけて、またぎゅーっと。
こんな日が、ほとんどで、昨日はそんな日でした。……日記的にどうだろう?

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2017年11月28日

博物館へ

昨日は仙台市博物館で開催されていた、伊達政宗公生誕450年記念の特別展を拝見してまいりました。
最終日でしたので、ぎりぎりでした。これで前期・後期、両方拝見することができました\(^o^)/
実は午前中とても大切な集まりがあったため、行こうかどうしようか迷っていたのですが、
結果的に行って大正解でした。
素晴らしい展示を拝見できただけでなく、「いつかお話ししたい」と思っていた方に偶然お目にかかり、
ご挨拶することができたからです。
おまけに、見学中、うれしいご連絡もいただいて、うれしさ100倍! 
それもこれも政宗公のおひきあわせ、お力だと、よいように解釈させていただきました。
もう、がんばるしかありません(*^。^*)
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2017年11月27日

心機一転

今日から、1行でも2行でも日記を書くことにいたしました。
ここ1、2年、「書くほどのことなし」と、日々を過ごしてきましたが、
「じゃあ逆に『書くほどのこと』ってなんだろう?」という根源的な疑問に行き当たり……。
書くほどのことかどうかは、時間が経ってからしかわからないんじゃなかろうか、と(笑)
というわけで、とりあえず「書きます宣言」です。誰に? オノレにですっ!
よろしくお願いいたします<(_ _)>
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2017年10月25日

『あぐり☆サイエンスクラブ 秋と冬、その先に』堀米薫著

DSC_0684.JPG堀米薫さんの新刊『あぐり☆サイエンスクラブ 
 秋と冬、その先に』を拝読しました。
「夏」を読み終えたときから、楽しみにしていた作品です。
9月に茨城の実家で稲刈りの手伝いをしたときは、
「これを堀米さんはどんな風に書くのだろう」と考えながら
作業をしておりました。
さらに、稲を刈って、新米を食べて、……その先は?と。
実は、「手伝い」「手伝い」と大騒ぎしておりますが、
年に2回だけ、田植えと稲刈りぐらいしか手伝っておりません。
逆に言うと、それ以外の農作業は草刈りぐらいしか知らないのです。
特に、収穫を終えたあと、稲刈りから先は未知の世界です。今回、私が知りたかったまさに「その先」を、
学くんたち「あぐり☆サイエンスクラブ」のみんなに教えてもらいました。
とにかく描写が丁寧です。田んぼを金風が吹き抜ける様子、ずんだ餅を作る様子、鎌で稲を刈る様子。
特に稲刈りは、やったばかりでしたので、よく乾いた稲の根元に鎌を入れる時の小気味いい感触、
ほがらかな稲の匂い、湿った土の匂いまでが思い起こされました。
新米をかまどで炊いたり、納豆を作ったりは、農家で育った私も体験したことはありません。
学くんたちがうらやましくなりました。
今回、最も心に響いたのは、「田んぼはたすき」という言葉でした。
今、実家の父は82歳で、一人で米を作っています。農家の長男に生まれた父が、
集落の仲間が次々に米作りをやめてゆく中、頑なに続けているのは、まさにその思いからです。
「たすきを受け取る」と胸を張って言えない娘は、ところどころ手伝うことしかできません。
それだけに美代さんの言葉が沁みました。
田んぼの1年をわかりやすく、丁寧に描いた作品です。子どもたちはもちろんですが
、誇りを持って米づくりをしてきた、父たちの世代にも読ませたいと思いました。
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2017年10月03日

鹿児島に行ってまいりました♪

DSC_0670.JPG9月30日・10月1日と、
鹿児島へ行ってまいりました。
市主催の「児童文学創作講座」で
お話をさせていただくためです。
この講座は、児童文学作家を
目指す方を応援するため、
児童文学についての基礎的知識から
創作の方法、作品の添削指導などを
全9回で行うというもので、
受講料は無料! 椋鳩十児童文学賞を主催なさっていた鹿児島市らしい取り組みです。
メインの講師は、村中李衣先生。私は1回だけのゲスト講師として参加させていただきました。
村中先生とは初対面でかなり緊張しましたが、「行け! シュバットマン」が大好きでしたので、
ここぞとばかりにお話を聞かせていただきました。
さらに、ずうずうしくも講義を聴講させていただきました。
大学で教えてらっしゃる先生の指導は明快で、愛情にあふれていて、ノートはたちまちメモだらけ(笑)
そして迎えた私の出番。テーマは「私の創作方法」。気がつけば最後列に村中先生のお姿が(@_@;) 
冷や汗が吹き出しましたが、もう開き直るしかありません。
何かひとつでも受講生のお役に立つようにと、力いっぱいお話させていただきました。
帰りの飛行機の関係で、14:30に講話を終えたら14:50にはかごしま近代文学館を出て、
15:00にリムジンバスに飛び乗るというバタバタ具合でしたが、濃い時間を過ごさせていただきました。
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2017年09月07日

『オオカミのお札』1〜3 おおぎやなぎちか著

DSC_0621.JPGおおぎやなぎちかさんの最新作
『オオカミのお札』(くもん出版)
シリーズ3冊を
読ませていただきました。
「カヨが聞いた声」は江戸時代、
「正次が見た影」は戦時下、
「美咲が感じた光」は現代と、
大神さまと、その時代を生きた子どもを軸に描いた作品です。

病気、戦争、自然災害、人が抗うことのできない災いを前にした、
あるいは巻き込まれた子どもたちが、著者ならではの凛とした筆さばきで描かれていて、
ちびりちびり読むつもりが、次は? 次は? と手が伸びて、
気づいたときには三冊一気に読み終えておりました。
江戸時代から現代まで、長い旅をしたような気分ですが、
物語の真ん中に芯が1本通っていて、それがまた明快なので、疲れは全く感じませんでした。
その芯が何であるかは、ぜひ読んで確かめていただきたいです。
大口真神というモチーフはとても魅力的ですが、そのモチーフに頼りすぎず、
それぞれの時代とそこで生きる子どもたちをしっかり描いているところが、さすがちかさんです。
子どもたちの思いがとてもリアルに感じられました。
3冊という仕掛けも効いていました。3冊揃えたくなる本だと思いました。
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2017年08月22日

講演in高萩市

978-4-591-11275-5[1].jpg8月19日(土)、高萩市で講演をさせていただきました。
茨城県高萩市は、私の故郷・日立市十王町の北隣にある街です。
幼い頃は病院でも買い物でも、高萩に行くことが多く
(父の会社は高萩にあり、弟は高萩の協同病院で生まれました)、
さらに、最初の就職先が高萩市内の病院だったこともあって、
たくさんの思い出がある街です。
いちばんの思い出は、病院に勤めていた3年間、
ほぼ毎日市の図書館に通っていたこと。
5時に仕事が終ると、バタバタ着替えて、車を出して、
5時15分には図書館におりました(笑) 
そこで閉館時間(5時50分)まで本を読み、何かしら借りて帰るというのが日課でした。
ずっと「いつかご恩返しがしたい」と思っておりましたので、
「講演を」というお声がけは願ってもないことでした。
参加者は、市内の小中学校のPTAと学校関係者の方々120名余り。
みなさま、熱心に耳を傾けてくださいました。
驚いたのは、この会に市内の小学校に勤めている幼馴染が参加していたこと。
直前に控室で知って、びっくり! 小中学校時代をともに過ごした友人の前で話をする……。
なんとも不思議な心持ちがいたしました。またがんばろう!と思いました。
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2017年08月05日

『七夕の月』 佐々木ひとみ著

DSC_0510.JPG明日からいよいよ「仙台七夕まつり」が始まります。
拙作『七夕の月』(小泉るみ子絵/ポプラ社)
お世話になった鳴海屋さんも大忙し! 
街のあちこちでお姿をお見かけします。
あの絢爛豪華な七夕飾りが、
一つ一つ人の手で作られていること、
それを思いながら見上げると、七夕飾りの美しさが、
ひとあじも、ふたあじも違って見えてまいります。
吹き流しが、少しの風にもふわり、ゆらりと揺れる風情は、
和紙でつくられている仙台の七夕飾りならでは。
今年は昔ながらの七夕飾りも掲出されるとのこと、
仙台にお越しの際は、ぜひご覧くださいませ。
お祭りと合わせて、仙台の街と七夕との関わりを描いた、
『七夕の月』をご一読いただければ幸いです。
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2017年07月30日

「あぐり☆サイエンスクラブ 夏 夏合宿が待っている!」堀米薫作

DSC_0456.JPG堀米薫さんの新作『あぐり☆サイエンスクラブ 夏 夏合宿が待っている!」
(黒須高嶺絵/新日本出版社)、やっと読ませていただきました。
この本が届いたとき、実はハッとしました。
「春」を読ませていただいたとき、次は「秋」だろうと、
勝手に思い込んでいたからです。
そうでした、米作りは春の「田植え」と秋の「稲刈り」だけではないのです。
夏の間も稲は育っているのです。
そして、いちばん大事なこの時期こそ、人の手がたくさんかかっていることを、
実家が米を作っているにもかかわらず、恥ずかしながらすっかり忘れておりました。
今回の「夏」編では、私も学たち「あぐり☆サイエンスクラブ」のメンバーと一緒に、
夏の間、農家が何をしているのかを、改めて学ばせていただきました。
「春」編のときも感じましたが、自分があたりまえのように見ていた農作業のひとつひとつが丁寧に、
そして的確に描写されていたことに、胸を打たれました。
青田風、青田波、田の草取り、田押し車、どれも私にとっては馴染みの、懐かしいものばかりでしたが、
そのひとつひとつに、意味と歴史があることを知ることができました。
おくずかけやはんごろしなど、今回も宮城県ならではの「食」も登場して、うれしくなりました。
「秋」編はもちろんですが、稲刈りが終わった後の「冬」編も楽しみです!
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2017年07月09日

「なみき ビブリオバトル・ストーリー 本と4人の深呼吸」 

51ja9LZPGnL._SX339_BO1,204,203,200_[1].jpg赤羽じゅんこさん、松本聰美さん、おおぎやなぎちかさん、森川成美さんという、
豪華執筆陣が上梓なさったアンソロジー、
「なみきビブリオバトル・ストーリー 本と4人の深呼吸」(さ・え・ら書房)、
やっと拝読することができました。
「ビブリオバトル」、実は、ずっと前から気になっておりました。
私の行きつけの市民図書館にも、ときどきポスターが貼ってあるのです。
興味はありましたが、「なぜバトル?」「何のために?」「どんな風に?」と、
「?」がいっぱいで実際に拝見するまでには至っておりませんでした。
本作品が、私のビブリオバトルに関するすべての「?」を解消してくれました。
この本には、4人の5年生が登場します。
勝負に惹かれて、シュートを決めるようにチャンプ本をとりたいサッカー少年の修。
犬が好きで、ペットショップの子犬と母犬の厳しい現状を伝えたいと願うアキ。
恋への憧れ、いつも主役になれない自分、いろんな思いを抱える本好きの玲奈。
ずっと口をきいていない修に、どうしても読んで、気づいてほしいことがある陸。
それぞれがそれぞれの事情を抱え、思いを抱えて、紹介する本を選び、発表してゆきます。
興味深いのは「伝える」ための工夫の中で、あるいは、発表中の観客の反応や、
発表後の質問から、新たな気づきが生まれること。
一人で読んでいるだけでは得られない気づきや学びがあるのが、ビブリオバトルの魅力だと感じました。
玲奈が紹介した「バッテリー」、私も大好きです。好きなポイントも一緒で、うれしくなりました。
陸が読んだ「単純な脳、複雑な『私』」、紹介した「ココロの盲点」は、
普段ほとんど読まないジャンルですが、読んでみようかなぁという気持ちになりました(←まだここ(笑))。
ビブリオバトルに、興味のある方はぜひ! 
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2017年07月02日

映画「ゆずの葉ゆれて」ダブル受賞のお知らせ

試写状‗裏.jpg「ぼくとあいつのラストラン」(スカイエマ絵/ポプラ社)が原作の
映画「ゆずの葉ゆれて」について、うれしいことがございました!
先月、モスクワで開催されたモスクワ国際映画祭に、
コンペ部門とは別のロシア連邦文化省枠で特別招待を受け、
素敵な賞をいただいたのです。
この映画祭には神園監督はじめ三角プロデューサー、
武役を演じた山時聡真くんらが参加いたしました。
上映は6月28日、ロシア記者クラブ会館で行われたということです。
その結果、ロシア文化省国際文化科学財団より、
日露文化交流に貢献したとの評価をいただき、
作品には「特別賞」が、また、武役の山時聡真君には「優秀演技賞」がそれぞれ贈られました。
さらに6月30日には、ロシア連邦文化省からも、作品に対して「ディプロマ賞(特別賞)」、
武役の山時聡真君の演技に対して「優秀演技賞」が贈られたとのこです。
言葉も文化も違う国で、映画を評価していただけたのがうれしいです。
さらに、原作「ぼくとあいつのラストラン」で主役として描いた武役の山時聡真君の演技が評価され、
大きな賞をいただけたこともとっても嬉しいです。
2015年の夏、撮影現場の見学に行ったとき、その姿を目にした瞬間「あ、タケだ!」と思いました。
台本に書いてもらったサインは、宝ものです(*^。^*)
原作者としては、「ゆずの葉ゆれて」と「ぼくとあいつのラストラン」が仲良く並んで、
どこまでも、いつまでも、走り続けてくれることを祈るばかりです。
映画の上映会のご希望がございましたら、お声がけくださいませ<(_ _)> 
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2017年06月02日

「あぐり☆サイエンスクラブ 春 まさかの田んぼクラブ!?」堀米薫 著

91wnowGTfrL[1].jpg角田市在住の児童文学作家・堀米薫さんの最新作、
『あぐり☆サイエンスクラブ 春 まさかの田んぼくらぶ!?』
(新日本出版社)を拝読しました。
実は、ご恵贈いただいたのは4月。
なのになぜ、なぜこんなにご紹介が遅くなったのか? 
その理由は、我が家の田植えにあります。
この本を受け取り、子どもたちが田植えをしている表紙の絵を拝見した瞬間、
「我が家の田植えが終わってから、じっくり読みたい!」と思ったのです。 
堀米さんにはたいへん失礼してしまいましたが、ワタクシ的には大正解でした(*^。^*)
目論見通り、子どもたちが体験するひとつひとつの出来事を、実感しながら読むことができました。
お話は、ある日、小学5年生の学が塾の前で「あぐり☆サイエンスクラブ員募集!」という
チラシを拾ったことから始まります。
チラシには「野外活動をしながら科学を体験しよう! 早朝活動&合宿あり」とありました。
藤原あぐり先生と先生のお父さん・鎌足さん、牛を飼っている繁さん、子(牛)育て名人の美代さん、
米作り農家の耕三さんといった「あぐり☆サイエンスクラブ応援隊」のメンバーに支えられながら、
学は「野外活動をしながら科学を体験」します。
その体験が、籾を蒔き、苗を育て、田に植える(田植え)であるところが、とにかくおもしろい!
帯にはこうあります。「農業は科学。田んぼはミラクルワールドだ!」。――まさにその通り!
この本を読んで「なるほど」と思うのは、子どもたちばかりではありません、
実際に農業をなさっている大人たちも、「なるほどなぁ」と思うのではないでしょうか。
自分たちが普段何気なく行っている作業に、意味と科学的根拠があることを知ることができるのですから。
堀米さんは、籾蒔きから田植えまで、田んぼで春に行われる作業を丁寧に、丁寧に描いています。
その田植えをつい最近終えたばかりの身としては、その根気よさに感心するばかりです。
泥に足を入れたときの感触、受け取りそこねた苗がびしゃりと田んぼに落ちる描写、苗箱洗い……。
「わかる、わかる」と、読んでいてうれしくなりました。
農業や自然から離れたところで暮らしている子どもたちにも、田んぼがどんなところなのか、
田植えって何をするのか、さらに農村の暮らしの豊かさまで、十分伝わったのではないでしょうか。
ちなみに私は、この本を読んで初めて稲2株でお茶碗1杯分のお米がとれることを知りました。
まさに現役農家である堀米さんだからこそ書けた作品であると思いました! 
posted by roku at 19:20| Comment(0) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月04日

「さんぼんぼうって なんだろな」高橋秀雄著

DSC_0239.JPG季節風の大先輩、高橋秀雄さんの最新刊 
こどものくに ひまわり版6月号
「さんぼんぼうって なんだろな」
(えがしら みちこ/絵 鈴木出版)を拝読しました。
絵本は、私が子どものための物語を
書こうと思ったときからの憧れです。
「さんぼうぼうって なんだろな」は、
まさにその憧れの絵本でした。
ストーリーはとってもシンプルです。
ねつをだして寝込んでいる妹のために、
お姉ちゃんが「さんぼんぼう」を探しに行くのです。
その「さんぼんぼう」が何なのか、最後まで明かされないのが高橋さん流。
謎のおもしろさに、ぐんぐんひきこまれます。
まさに、「さんぼんぼうって なんだろな」なのです。
「さんぼんぼう」を持ち帰るおねえちゃんのけなげさに、
ほろりといたしました。
私だったら、家に帰るまでに、ぜったいついばんでしまいそうです。
読んだこどもたちが「さんぼんぼう」を前にしたとき、
目を輝かせながら「さんぼんぼう」「さんぼんぼう」と
歌うようにつぶやく声が聞こえてきそうです。
楽しくて、胸に残る、素敵な絵本でした
posted by roku at 08:32| Comment(2) | 読んだり書いたり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする