2018年12月31日

よいお年を♪

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今年も一年、お世話になりました。備忘録として、今年を振り返ってみます。
1月、雪の東京へ、堀米薫さん、野泉マヤさんと「みちのく妖怪ツアー」の打ち合わせに。帰りは大雪の影響で、新幹線がのろのろ運転。結局仙台まで5時間かかりました。
2月、「子どものための感動ノンフィクション大賞」用の取材が続く中、東京へ。羽生選手が平昌でフリーの演技をしているまさにその時刻、取材を。近くの記者席から「羽生くん、スゲー!」という声が聞こえてきたのが印象的でした。
3月、ノンフィクションの取材。「兄ちゃん」の校正でバタバタ。
4月、原稿を書いたり、取材したり、羽生選手のパレードをみたり。
5月、ノンフィクションの締切。くもん出版の編集さん、営業のKさんと書店さまにご挨拶に。どちらでも快く迎えていただき、大感激でした。
6月、「物語の舞台を歩く」というテーマで、「ぼくとあいつのラストラン」の舞台・高原を歩きました。22日には『兄ちゃんは戦国武将!』が発売に。帯とPOPに、伊達武将隊の伊達政宗様がご登場くださいました。「何度も音読しました」と言っていただいたのが嬉しかったです。
7月、堀米さん野泉さんと3人で仙台市内の書店さまをまわる「みちのく妖怪ツアー」のご紹介キャラバンを決行!
8月、七夕ナイトイベントで伊達武将隊のみなさまが『兄ちゃんは戦国武将!』をご紹介くださいました。また青葉城本丸会館でも販売していただけることになり感激しました。25日には『みちのく妖怪ツアー』の発売記念として、金港堂さんでイベントを開かせていただきました。
9月、「童話塾in東北」を開催。中旬、『兄ちゃん』でお世話になった書店さまにご挨拶にうかがいました。23日には伊達武将隊のご好意で「武将フェス」に参加。本の販売をさせていただきました。母の七回忌もありました。
10月、取材月間。支倉常長さまの街歩きツアーに初参加。J:COM仙台の『仙台人図鑑』に出演させていただきました。
11月、大崎の図書館関係の先生方を対象に講演。出身大学とのご縁ができたり、キネコ国際映画祭のセレモニーに参加したり。
12月、8月にコンペで受注したお仕事の原稿を一気に書き上げました。

今年は『兄ちゃんは戦国武将!』をきっかけに、多くの方と出会うことができた一年でした。
このご縁を大切にして、新たな年も物語を書き続けたいと存じます。
2019年の目標は、専業作家になるっ!です(*^。^*) 
みなさま、来年もどうぞよろしくお願いいたします<(_ _)> それでは、よいお年を。
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『うみべの文庫〜絵本がつなぐ物語〜』堀米薫著

9784580823693[1].jpg 堀米薫さんの『うみべの文庫〜絵本がつなぐ物語〜』を拝読いたしました。
先週から昨日にかけて、昨晩書いた通りの状況で、何を読むこともできませんでしたので、満を持しての一気読みでした。
この本は、宮城県塩竈市で酒屋を営んでいた長谷川ゆきさんが読み聞かせに出会い、家庭文庫『うみべの文庫』を開くまでと、文庫を開いてからの様子を紹介したノンフィクションです。長谷川さんが文庫を開こうと考えていたのは、2011年の夏。オープン目前で東日本大震災が起こり、長谷川さんの自宅も津波に襲われてしまいます。30年かけてこつこつ集めてきた817冊もの絵本は、2冊を残して流されてしまいました。絶望感に襲われる長谷川さんに希望の光をもたらしたのは、偶然の出会いでした。避難所でいっしょに暮らすことになった高校の先生との出会いがきっかけで、支援として絵本が届くようになったのです。その数は2000冊にものぼりました。そして2012年11月13日、「うみべの文庫」はオープンしました。
実は、この本を読むまで、家庭文庫というものがどういうものかほとんど知りませんでした。堀米さんが丁寧に描写してくださったおかげで、雰囲気をつかむことができました。絵本の力、読み聞かせの魅力、文庫の役割も、よくわかりました。
「よだかの星」「花さき山」はまさに私が小学2年生のとき、先生が読んでくださった思い出深い絵本で、そのとき感じたこと、教室の様子、先生の表情まで思い出して、胸が熱くなりました。さらに大事なことも思い出しました。私自身が、読み聞かせで育った子どもであったということです。あのとき先生は、私にも種を蒔いてくださったのです。そしてその種は、「物語を書きたい」というかたちで芽を出したのです。あの日々のことを「本が大好きな先生とのいい思い出」として受け止めていましたが、もっと深い意味があったことにたった今、気づきました。先生に、感謝しなければと思いました。
本の最後にありましたが、長谷川さんが蒔いた種も、「うみべの文庫」で楽しく過ごした子どもたち、大人たちの心にしっかり根付いていることでしょう。すぐに気づく子もいれば、私のように40年あまり過ぎたところで気づく、のんびり屋さんもいるのではないでしょうか。家庭文庫、読み聞かせの意義を感じることができました。
2018年の最後の日に、この1冊に出会えたことに心から感謝いたします。私も、たくさんの人の心に種を蒔ける人になりたいと改めて思いました。
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『おはなしの 森』

DSC_2067.JPG昨晩まで、怒涛のかまぼこ工場のお手伝いで、自分の仕事場でまる一日過ごせたのは1週間ぶり。やることがありすぎて、一人でてんてこ舞いをしておりました(笑) やれやれ。
夕方になってようやく机の前に落ち着けたので、ずっと気になっていた『おはなしの森 4』を読ませていただきました。かなり前にうたかいずみさん、森くま堂さんからお送りいただいていたのですが、郵便のトラブルあり、年末納品のお仕事あり、朝から晩までの工場勤務ありで、今日になってしまいました。
この本は、22編もの短編がたっぷり詰まった、たとえて言うならチョコレートの詰め合わせみたいな本です。全部味が違っていて、飽きることがありません。自分が子どもだったら、ちょっとずつ、ちょっとずつ楽しむだろうなぁと思いながら拝読させていただきました。
森くま堂さんの「たもれの王子」は、言葉遣いや擬音、登場人物(人ではありませんが)の名前がおもしろかったです。ズルーペタ、ズルーペタと歩くワニ大臣に、カメレオンのシタノビール先生。何より「たもれの王子」というタイトルが秀逸でした。なぜ「たもれの王子」なのかは、読んでみてのお楽しみです(*^。^*)
うたかいずみさんの「くるりん くるる」は、文章にリズムがあって、声に出して読んだらとても気持ちいいお話でした。おばけのトトがちゅうがえりをする場面で、「くるりん くるる」という楽しげな詩が入るのですが、さすが童謡の作詞をなさっているうたかさんだなぁと思いました。夜の空に色とりどりの風船が広がっていくシーン、それをおばけたちが持って戻ってくるシーン、絵本にしたらきれいな場面になるのではないでしょうか。 幼い人に向けた短いお話、楽しく読ませていただきました。
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2018年12月20日

「兄ちゃんは戦国武将!」佐々木ひとみ著

あんがい自分の本を紹介していませんでしたので、ここでひとつ(笑)
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2018年12月10日

「めざせ、和牛日本一!」堀米薫・著

DSC_2053.JPG堀米薫さんの最新刊
「めざせ、和牛日本一!」(くもん出版)を拝読しました。
堀米さんは宮城県角田市在住で、
牛を飼っている農家です。
先日読ませていただいた絵本「ゆうなとスティービー」を
読んだときも感じましたが、
「牛」を書かせたら日本一の作家だと私は思っています。
牛を飼っている農家の方、
そしてそれを書くことができる方は
いらっしゃるかもしれませんが、
その世界を魅力的に、
かつ子どもたちに伝わるように書ける方は
そう多くないのではないでしょうか。
少なくとも私は、堀米さん以外に存じ上げません。

「めざせ、和牛日本一!」は、そのことを改めて感じたノンフィクション作品でした。
ストーリーは、柴田農林高校動物科学科に入学した平間君が、和牛と出会い、メス牛の「ゆうひ」とともに、
宮城県で開催された「和牛のオリンピック」とも称される
「第11回 全国和牛コンテスト」に出場するまでが丁寧に描かれています。
この作品のおもしろさは2つあると感じました。
一つは、「和牛のオリンピック」出場を目指す高校生たちの姿を通して「和牛の世界」を紹介している点。
もう一つは、農家の生まれではない平間君が和牛と出会い、成長する姿を紹介している点。
堀米さんが描いてくださったのは、まさに「牛に青春をかけた高校生たちの姿」でした。
読み終えた後、ひさびさに「よっしゃあ! 私もがんばるぞー!」と思わせていただきました。
もうひとつ、「ノンフィクションとはこう書くんだ」ということも教えていただきました。
あとがきに書かれた堀米さんの思いも含めて、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思いました。
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2018年11月28日

第26回 キネコ国際映画祭♪

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25・26日と、子どもたちのためにつくられた映画を集めた「第26回 キネコ国際映画祭」に行ってまいりました。この映画祭の日本映画長編部門に、拙作『ぼくとあいつのラストラン』(スカイエマ絵/ポプラ社)が原作の映画「ゆずの葉ゆれて」がノミネートされたためです。
会場は、二子玉川。25日(日)夜の上映では、プロデューサーの三角さん、主役の武を演じてくれた山時聡真くんと再会いたしました。三角さんとは、昨年の「アジア国際映画祭」以来。聡真くんとは、喜入での撮影以来です。3年ぶりに会った聡真くんは、男の子から少年に成長しておりました。そして上映後には、立派にご挨拶をしておりました。もうそれだけで、涙目に(笑) すっかり親戚のおばさん気分です(笑)
私はと言えば、映画はもちろんですが、この映画をこんなに大勢の方が見てくださっているということにも、静かに感動しておりました。特に今回の映画祭は、子どものための映画を集めた映画祭ということで、子どもたちも大勢みてくれておりました。それが何よりうれしかったです。
26日(月)は夕方からクロージングセレモニーとパーティーがありました。「ゆずの葉ゆれて」チームは、神園監督、三角プロデューサー、山時聡真くん、ポプラ社のKさん、聡真くんのお母様、監督の奥様、そして私の総勢7名での参加。「記念に」ということで、セレモニー前に、レッドカーペットを歩かせていただきました。残念ながらグランプリは逃しましたが、再び会えると思っていなかった皆さんにお目にかかることができて、本当にうれしかったです。
クロージングパーティーでは、「ぼくとあいつのラストラン」を素晴らしい映画に仕立ててくださった皆さんに感謝の思いを表すため、ワタクシ、蛮勇を振るわせていただきました(笑) 英語もできないのに、海外からいらした審査委員の方々に、「ゆずの葉ゆれて」をアピールしたのです。その方々はそれぞれの国で映画祭を主催なさっていらっしゃる方々ということでしたので。「エクスキューズミー」と話しかけ、「ディスイズアワムービー」「ドゥユーシーディスムービー?」「プリーズショーディスペーパー」と(/_;)。ええ、もうめちゃくちゃです。でも、恥ずかしくなんかありません。どんなにかっこ悪くても、伝えなければ、伝わらないのです。審査委員の方々、笑ってくださいました。中には通訳の方を連れてきて、わざわざ感想を伝えてくださった方もいらっしゃいました。 何よりうれしかったのは、この映画祭で「ゆずの葉ゆれて」を上映したいと最初に言ってくださったのが、外国人の若い女性スタッフだったと教えていただいたことです。監督が描きたかったことが、ちゃんと伝わっていたことに感動しました。
一生にそう何度もない、素敵な経験をさせていただきました。改めて「ぼくとあいつのラストラン」が運んできてくれたご縁に感謝しました。
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2018年11月18日

日立市立十王図書館

IMG_20181117_231517.jpg今月も何とか実家に帰ることができました。
いつもは父に駅まで迎えに来てもらうのですが、
今回は諸般の事情により、
タクシーを使うことに。
なぜバスを使わないのか?
と思われるかもしれませんが、
高原行きのバスは、
土日運休なのです(ノД`)・゜・。
タクシー代、3500円近くかかりました。
仙台から日立までの高速バス代が4500円(-"-) ちょっと複雑な気持ちになりました。
いいこともありました。ずっと気になっていた日立市立十王図書館にうかがうことができたのです。
駅の目の前で、明るくきれいで……。

今もこのまちに住んでいたら、きっと毎日通っていただろうなぁと思いました。
うれしかったのは、入り口近くに私の本のコーナーを作ってくださっていたこと。
これはびっくりでした。地元って、本当にありがたいなぁと思いました。
と同時に、もっと早くごあいさつにうかがうべきであったと反省いたしました。
この図書館には、職員として高校・大学の先輩がいらっしゃるのですが、
残念ながらご出張でお目にかかれず! 
またうかがう楽しみができました(*^。^*) 
で、先ほど十王図書館でいただいてきた「図書館がおすすめするこどもの本」という冊子を
ぱらぱらめくっていたら小学校中学年向きのページにこんな写真が。
知らないところで本当にお世話になっているんだなぁと、しみじみいたしました。
ありがとうございますm(_ _)m

※ご許可をいただいて、写真を撮らせていただきました。
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2018年11月15日

「さよ 十二歳の刺客」森川成美作

DSC_1968.JPGまたまた素敵な本を拝読しました。
つい先日「マレスケの虹」を出版したばかりの、森川成美さんの作品です。
「さよ 十二歳の刺客」(槇えびし画:くもん出版)。
手元に届いた瞬間、「わぁ!」と声が出ました。帯を含めた表紙に一目ぼれです。
馬を駆り、弓に矢をつがえる男装の少女。
帯には「なにもいらない 義経の命のほかには」の文字。
かっこいい!の一言です。 
主人公は、壇ノ浦の戦いで生き残った、平家の姫「さよ」。
生き延びたさよは、めぐりめぐって平泉の骨村荘園の領主に養女としてひきとられます。
出自を隠したさよは、平家を滅ぼした源氏の総大将であった源義経への復讐を心に誓い、
弓や馬や太刀の稽古を重ねます。
チャンスはついにやってきました。源頼朝に追われた義経が、藤原泰衡のもとへ落ち延びてきたのです。
さよが男の姿で「佐用」と名乗り、義経の息子の遊び相手として、
義経一家がかくまわれている接待館に入ったところから、物語は大きく動き出します。
心に残ったのは、復讐を誓うさよが義経を前にして思い惑い、己に問いかけ、答えを出してゆくプロセス。
そして導き出された答えは? はたして、さよは復讐を遂げることができるのか?
平清盛、平維盛、源頼朝、源義経……この辺りの歴史は大の苦手でしたが、とても読みやすかったです。
歴史は人の物語であることを、改めて考えさせられました。
成美さんが提示してくださった「もしも……だったら」と考えてみる歴史の楽しみ方、
その醍醐味を堪能させていただきました。
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2018年11月06日

「マレスケの虹」森川成美著

IMG_20181106_165852.jpg森川成美さんの最新刊
「マレスケの虹」(小峰書店)を拝読いたしました。
主人公は、日系一世の祖父と、兄、姉とともに
ハワイ島に暮らす日系二世のマレスケです。
物語には、マレスケの14歳から17歳までの
3年間がつづられています。
わずか3年ですが、はじまりは1941年。
――真珠湾攻撃があった年です。
「日系二世」という言葉も、
ハワイへ渡った一世の苦労もドラマや
映画でぼんやりと知ってはいましたが、
そこで暮らした方々がどのような立場にあり、
どのような暮らしをしていたのかまでは
知りませんでした。

「ぼくはアメリカ人だ」と思うマレスケが、
「リメンバー・パールハーバー」と書かれたバッジを目にしたときの気持ち。
軍人だった恋人に、敵国人の家族とは結婚できないと言われたねえちゃんの気持ち。
忠誠心を示すため、日系人志願兵に応募し、抽選に当たって大よろこびするにいちゃんの気持ち。
そんなにいちゃんに、この国によくしてもらった恩を今こそ返すんだと諭す祖父の気持ち。
「国」というものに翻弄される人たちの複雑な心情、
ささやかな暮らしや大切な人を奪われてゆく切なさが心に残りました。
まさに「激動の時代」を描いているにもかかわらず、
表紙に描かれた、海に立つ虹、浜辺に打ち上げられたレイに象徴されるように、
静かに静かに心に落ちてくるような、いつまでも余韻の残る物語でした。
ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思いました。
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2018年10月22日

ゆうなとスティービー/堀米薫・さく 丸山ゆき・え

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表紙は、青い目をした子うしと少女。
そして帯には「わたしたち、ずっといっしょに生きていくんだよ。」のコピー。
この表紙に、ひと目で心を奪われました。
少女の名前はゆうな、子うしの名前はスティービーです。
生まれてきた子うしの目が見えないとわかったときのお父さんとゆうなの決断、
そしてスティービーと名づけたお父さんの思いに胸が熱くなりました。
ゆうなとスティービーとの楽しい日々の末に、やがて訪れる日。
「わたしたち、ずっといっしょに生きていくんだよ。」の言葉の意味が、じんわり沁みてきました。
絵本ですので、詳しくは書きません。ぜひ、読んでいただきたいです。あとがきまで、しっかりと。
ちなみに私は、30・31ページの絵と言葉に心をもっていかれました。
ひさびさに「絵本っていいなぁ」と心から思いました。
こんな作品を、一生のうちにひとつでも創りたいなぁと、つくづく思いました。
牛を飼っていらっしゃる堀米さんにしか書けない世界を堪能させていただきました。
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2018年10月05日

「どこどこ山はどこにある」おおぎやなぎちか著

9784577046937[1].jpgおおぎやなぎちかさんの最新刊、
「どこどこ山はどこにある」(松田奈那子絵/フレーベル館)を
読ませていただきました。
実は、表紙を拝見したときから、気になっておりました。
表紙には、シロツメクサ、オオイヌノフグリ、ぺんぺん草、
カラスノエンドウ、ヒメオドリコソウが描かれています。
野の草花が好きで、特に、
オオイヌノフグリ(別名「天人唐草」)が
大好きな私は、 一目見ただけでわくわくしました。
読む前から、心の針は「好き!」にググッと傾いておりました。
主人公は、小学校2年生になったばかりのまどかです。
ある日、大好きなひいおばあちゃんの「ひいちゃん」が、
ふらりとどこかへ出かけてゆきます。
「どこに行くの?」とたずねたまどかに、ひいちゃんは「どこどこ山だよ」と答えます。
ひいちゃんと、ひいちゃんをおいかけてきたまどかは、空色のバスでどこどこ山に向かいます。
どこどこ山では、しゅうちゃんとタローという男の子がひいちゃんを待っていました。
このどこどこ山に、あの野の草花たちは生えていました。
それは、まどかが小さい頃からひいちゃんに名前を教えてもらっていた草花でした。
「どこどこ山」とは何なのか、ひいちゃんはどうなってしまうのか、
大切な人との別れを経験している人なら、少しつず、少しずつ、わかってきます。
せつないけれども、あたたかい気持ちにも包まれてゆきます。
「どこどこ山」のうた、シロツメクサで冠をつくったり、ミカちゃんと絵を描いたりする何気ないシーン、
「どこどこ山」がやってくるという発想、おおぎやなぎちかさんの世界観に引き込まれました。
読み始めても私の心の針はぶれることなく「好き!」を差し続け、
読み終えたときは「好き!」の先にあるレッドゾーン「大好き!」のその先まで振り切れておりました。
ちかさん、いいお話を、ありがとうございました\(^o^)/
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2018年08月24日

「兄ちゃんは戦国武将!」重版出来♪

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『兄ちゃんは戦国武将!』(浮雲宇一画/くもん出版)の第2刷が届きました。
ご注目いただきたいのは、奥付! 
取材にご協力いただいた「奥州・仙台 おもてなし集団 伊達武将隊」の
ホームページアドレスを入れさせていただきました。 
本当は初版から入れたかったのですが、
「ご迷惑をおかけするのでは」と思い、言い出せませんでした。
今回は、ちゃんとご相談させていただき、掲載させていただきました。
本を読んで下さった方が、伊達武将隊に興味を持って、
実際に仙台に足を運んでくれたらいいなぁと思っております。
「一生懸命」を体現している武将隊の方々と出会って、
そこからまた新しい物語が生まれることを願っています。
夏休みももう終盤! 第2刷も、どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

◎奥州・仙台 おもてなし集団 伊達武将隊
https://datebusyou.jp/
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2018年08月13日

「兄ちゃんは戦国武将!」佐々木ひとみ文・浮雲宇一画/くもん出版

34592_04[1].jpg『兄ちゃんは戦国武将!』が出版されてから約2ヵ月。
おかげさまで、本は地道に走り続けております。
それに伴い、うれしい体験をさせていただいております。
まずひとつは、地元の書店様との出会いです。
これまでは本が出ても気おくれして、
ご挨拶にうかがうということができていなかったのですが、
今回は出版社の営業の方がご案内くださったおかげで、
市内の何店舗かにうかがうことができました。
書店員さんに温かく迎えていただけたこと、
本やPOP、ポスターを展示していただけたこと、そして、
「地元の本」と言っていただけたことが嬉しかったです。
「奥州・仙台 おもてなし集団 伊達武将隊」の皆様にも、
たいへんお世話になっております。
お忙しい中、取材にご協力いただいただけでも
たいへんありがたいことだったのですが、
本が出版されてからも折々に背中を押していただいております。
自著をこんなに応援していただいたのは初めてで、地元のありがたさを日々痛感しております。
一番うれしかったのは、先日フェイスブックにこんな内容のコメントがあったことです。
本を読んでくださった娘さんが、「伊達武将隊ってなにか分からない」と言うので、
その方は、春樹の気持ちに近づけるようにと、「るーぷる仙台」に乗って仙台城跡に行き、
娘さんに伊達武将隊の演武を見せてくださったのだとか。
ご覧になった娘さんは、「あの伊達政宗をやってる人が、
春樹のお兄ちゃんだね」とおっしゃったとのこと。
読んだ人が実際に動くことで物語をより深く感じることができる、
「立体化する物語」にしたいと思っておりましたので、しみじみ、うれしかったです。
夏休みもいよいよ後半。仙台の夏の物語を、この機会に読んでいただけたら、うれしいです。
よろしくお願いいたします。

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2018年07月11日

『ガラスの梨 ちいやんの戦争』越水利江子著

978-4-591-15908-8[1].jpg越水利江子さんの最新作
『ガラスの梨 ちいやんの戦争』(ポプラ社)を
読ませていただきました。
冒頭の言葉に、がつんとやられました。
越水さんの想いを込めた言葉は、
「けれど、わすれてはいけない。わたしたちはみな、
過去から続く流れのとちゅうに立っていて、そこはいつでも、
思いもよらぬ未来へ向かう川のとちゅうでしかないということを。」
さらに「どれほどひどく、不幸な過去であっても、見つめ直すことで、
時は、真実を映し出してくれる。」と続きます。
これは、戦争はもちろん自然災害、事件、事故、
人の穏やかな暮らしを揺さぶる事象すべてに当てはまるように思います。
見つめ直し、繰り返し、繰り返し、伝え続けなければいけないことというものが確かにあるのだと。
そしてそれをすることで、少しでも未来がよくなる可能性があるのだということを。
今、伝えることで、未来を少しでも良くしようと、越水さんが腹を括ってこの作品を書かれたことが、
冒頭の言葉から伝わってきました。
主人公は、小学三年生の笑生子です。
あたたかい家族にかこまれた少女の幸せな暮らしが、戦争によってどう変わってゆくのか。
生き延びた笑生子が、どのような選択をするのか。
少しずつ、じっくりと、と、思って読み始めたのですが、一気に読まされてしまいました。
特に、焼夷弾や機銃掃射の中を逃げ惑うシーンの描写のすさまじさが胸に迫りました
実は私のふるさと日立も、空襲や艦砲射撃に遭った土地です。
折々に、父や母から当時の話を聞かされて育ちました。
その印象があまりに強かったせいか、幼い頃の悪夢は決まって
「山の向こうから突然現れた戦闘機に追いかけられて、機銃掃射に遭う」というものでした。
『ガラスの梨 ちいやんの戦争』を読んで、ずっと忘れていた悪夢を思い出しました。
でも、それは大切なことなのだと思いました。
今、何をするか、何を選ぶかによっては、あの悪夢が現実になる可能性もあるのです。
この物語は、越水さんのお母様がモデルで、終盤にはご自身につながる赤ん坊も登場します。
どれほど苦しく、たいへんな執筆であったかは、想像に難くありません。
クリと成年兄やんとの、夕焼けの土手の光景の穏やかさが心に残りました。
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2018年06月05日

『兄ちゃんは戦国武将!』が出版されます♪


兄ちゃんは戦国武将表紙CMYK.jpgようやく書影が出ましたので、
大手を振ってお知らせさせていただきます。
6月22日(金)、新刊『兄ちゃんは戦国武将!』
くもん出版より発売されます。
絵は、浮雲宇一さんが描いてくださいました。
この作品は、2011年の季節風大会・
物語分科会に出した作品です。
震災後最初に書いた物語が、7年の時を経て、
今、出版されることがとてもうれしいです。
物語のモデルは、仙台・宮城の観光PRをなさっている
「奥州・仙台 おもてなし集団 伊達武将隊」です。
どうぞよろしくおねがいいたします<(_ _)>

◎「兄ちゃんは戦国武将!」
http://kumonshuppan.com/ehon/ehon-syousai/?code=34592
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2018年04月18日

【みちの】に掲載されました

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「みちの」というサイトに、
「みちのく物語のふるさと紀行」というテーマで紀行文を書かせていただいております。
第2回目は、福島市 花見山公園です。
今回は、森川成美さんの
「福島の花さかじいさん 阿部一郎〜開墾した山を花見山公園に〜」(佼成出版社)を
読ませていただきました。
知っているようで、知らない花見山公園の物語。
ぜひご一読いただき、訪ねていただきたい場所だと強く思いました。
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2018年03月20日

ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男

第2次世界大戦初期、ナチスドイツの脅威を前に、世界の命運を左右する決断を迫られた
英国首相チャーチルの、就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた映画です。
――「言葉」とは恐ろしいものだ。
それが、この映画を観終わった瞬間の、私の率直な感想でした。
コピーライターとして、また児童文学作家として、私は日々「言葉」と向き合っています。
ただ伝えるだけではなく、時にはある目的を達成するために、言葉を放つこともあります。
それはほとんどの場合、ポジティブで温かくて、結果的にプラスに働くような言葉です。
しかし、確固たる信念のもとに放たれる言葉は、国家を動かす強力な武器にもなり得るということを、
この映画を観て痛感いたしました。
ウィンストン・チャーチルが何を為した人物なのか、ほとんど知識もなくこの映画を観た私は、
立場は真逆であっても、「言葉」という武器で人々を動かしたという意味において、
チャーチルとヒトラーには通じるところがあったようにさえ感じられました。
それぐらい、ナチス・ドイツに対して徹底抗戦を訴えるチャーチルの演説は見事でした。
規模は比べるべくもありませんが、私もときどき仕事でスピーチ原稿を書くことがあります。
そして、語る人の熱量が言葉に力を与える瞬間に、何度か立ち会ったことがあります。
この映画には、チャーチルが語るスピーチ原稿をタイプする秘書の女性が登場します。
終盤、チャーチルの演説に、目を輝かせて見入る彼女の姿に、自分の姿が重なりました。
「言葉」には力があります。語る人によっては、その力が100倍にも1000倍にもなります。
やさしく、楽しく、あたたかい、
よき時代を呼び寄せる「よき言葉」を紡ぎたいものだ、と思いました。

◎「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」
 チネラヴィータで3月30日より
 http://forum-movie.net/sendai/movie/891
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2018年03月05日

「なみきビブリオバトル・ストーリー2 決戦は学校公開日」

namiki2[1].jpg森川成美さん、おおぎやなぎちかさん、
赤羽じゅんこさん、松本聰美さんという、
豪華執筆陣が上梓なさったアンソロジーの2作目、
「なみきビブリオバトル・ストーリー2 決戦は学校公開日」(さ・え・ら書房)、
やっと拝読することができました。
早くにご恵贈いただいていたのに、相変わらずのドタバタと、
おいしいものは後から食べる派の気質が相まって、
今になってしまったことをお詫びいたします。
さて、前回拝読したときはまだ「ビブリオバトル」がどんなものであるかいまひとつわかっておらず、
そちらの方にばかり気をうばわれておりましたが、今回はもう大丈夫!
純粋に、登場する子どもたち一人一人の心情と彼らが本を選ぶ心の動き、
そしてそのバトルぶりと結果まで、じっくり楽しむことができました。…………と、言いつつ、
本が届いたとき、真っ先に「この本に登場する本」のページをチェックしてしまったのは、
これはもう本好き少女≠フなれの果ての習い性というか、作家の性といったところでしょうか(笑)
登場するゴッチ、よし丸くん、キンコちゃん改めニノちゃん、そして碧人くん、
現役4年生の彼らが読んだ本のラインナップをじっくりながめた結果、
同じ4年生だった頃の自分の本好き度≠ネんぞ、まだまだであったことを思い知らされました。
前回もそうでしたが、登場する子それぞれの本の好みが全く違うのが面白いです。
本の好みには、その子の性格や興味が反映されているということが、改めてよくわかりました。
特に、よし丸くんこと、十文字吉樹くんは、「あ、これ、私だ!」とびっくりしました。
何を隠そう私「仮面の忍者 赤影」の赤影さんのお嫁さんになるべく、忍者修行をしたことがあります。
お風呂に潜ったり、麻のかわりにタケノコを毎日飛び越したり、枯葉に埋もれて隠れたり…………。
よし丸くんが紹介してくれた「なん者ひなた丸 ねことんの術の巻」、読みたくなりました!
……で、終わってしまってはもったいないので、もうひと言!
書き手側からの目線で見ると、このシリーズでは毎回多彩なジャンルの本が
取り上げられていることに改めて感心させられました。
挙げられた本の中で、私が「読みました!」と自信を持って言えるのは6冊ぐらい。
図書館司書のクルミンがよし丸くんに「好みも、合う合わないもある」とアドバイスしたように、
チャレンジはしたけれど、どうしても読み切ることができなかった本が3冊ほどありました。
「すぐれた書き手は、すぐれた読み手でもある」とよく言われますが、
ビブリオバトルを描く作家のみなさんが、普段からどれほど本を読んでいるのかがよくわかりました。
端くれである私のささやかな目標は、著書がいつかこのシリーズの「登場する本」に並ぶことです(笑)
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2018年01月27日

みちの

みちのタイトル.jpg

遅くなりましたが、「みちの」というサイトに、
「みちのく物語のふるさと紀行」というテーマで紀行文を書かせていただきました。
第1回目は、高畠、浜田広介記念館です。
浜田広介先生は、日本児童文芸家協会の初代理事でいらっしゃった。
……ということを、現地で知りました(/_;) 
オープンスペースの書棚には、「ひろすけ童話賞」を受賞なさった
みなさまの作品がたくさん展示されておりました。
季節風の同人や知り合いのご著書もたくさんあって、なんだかうれしくなりました(*^。^*)
記念館で購入させていただいた「童話文学と人生」は、私のバイブルとさせていただきます。
私の原稿はともあれ、「みちの」、志の高いページです。みなさま、ぜひご一読くださいませ<(_ _)>
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2018年01月20日

今年もよろしくお願いします♪

DSC_0971.JPG2018年になってから、もう20日になろうとしております。
なのにブログのタイトルはいまだに「よいお年を♪」(@_@;)
というわけで、いまさらですが、ブログの書初めでございます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします<(_ _)>
この20日間、2日の初売りにはじまり、休み明け早々の取材、
重なる締切、原稿の修正などなど、いろんなことが重なって、
日々、がむしゃらに突っ走っております(笑)
最大のトピックスは、14日(日)の「どんと祭」でしょうか。
大崎八幡宮の「どんと祭」の裸参りに、
お世話になっている笹かまぼこ屋さんの
一員として参加させていただきました。
もちろん、裸ではありません(笑) 
それなりの装備に印半纏を着て、
行列の前になり後ろになりしながら写真を撮り、
行進の様子をfacebookで配信しながら歩きました。
今年はとにかく、さ・む・かったああああ〜(T_T)
歩いているときは夢中ですから我慢できますが、
大崎八幡宮に着いて昇殿するまでの待ち時間が特に寒かったです。裸の子たちはずっと鳥肌でした。
役員は紋付き袴の正装ですが、これはこれでまた寒かったようです。
それだけにご神火の暖かさが沁みました(/_;)
ともあれ今年も、一番町から大崎八幡宮まで歩き通すことができました。
それが何よりうれしかったです。もちろん、翌日は大筋肉痛大会でしたが(*^。^*)
伊達武将隊の皆さまが今年初参戦なさったのですが、その雄姿を拝見できなかったのが残念でした。
posted by roku at 10:02| Comment(0) | ちょこっと日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする